rpcbind アドレス・スペースを構成するためのステップ

rpcbind ソフトウェアは、RPC サーバー・プログラムの汎用アドレスをクライアント・プログラムに提供します。

始める前に

z/OS® rpcbind サーバーは、portmapper バインディング・プロトコル (RPC Binding Protocol Version 2) とともに、その他の RPC バインディング・プロトコルもサポートします。つまり、portmapper の代わりに rpcbind を実行できます。Portmapper と rpcbind は、どちらも /etc/services sunrpc ポート 111 を listen するので、同時に実行することはできません。

このタスクについて

RPC サーバー・アプリケーションには、予約済みポート番号がありません。代わりに、一時ポート番号を取得し、汎用アドレスを作成し、そのアドレスを rpcbind に登録します。クライアントは、rpcbind からサーバーの汎用アドレスを取得し、サーバーの汎用アドレスにメッセージを送信することによってサーバー・プログラムと連絡を取ります。

手順

rpcbind アドレス・スペースを構成するには、以下のステップを実行します。

  1. rpcbind 用の PROFILE.TCPIP データ・セットを構成する。
  2. セキュリティー・サーバー (または RACF® と同等のもの) 項目を構成する。
  3. RPCBIND カタログ式プロシージャーを更新する。
  4. /etc/services ファイルを更新する。
  5. rpcbind 用の SYS1.PARMLIB を構成する。