z/OS® XL C/C++
環境変数は、プログラムで使用される変数のような識別子です。
表 1 には、以下の環境変数があります。
- HOSTALIASES
- ホスト別名データ・セット、ファイル、または DD 名。
- RESOLVER_CONFIG
- リゾルバー構成データ・セット、ファイル、または DD 名。RESOLVER_CONFIG 環境変数は、TCP/IP が、MVS™ データ・セットまたは z/OS UNIX ファイルの名前を TCPIP.DATA の検索順序に含めるのに使用します。
- RESOLVER_IPNODES
- IPNODES データ・セット、ファイル、または DD 名。
- X_SITE および X_ADDR
- MAKESITE TSO コマンドが
作成する HOSTS.SITEINFO および HOSTS.ADDRINFO データ・セットまたは DD 名。
X_SITE 環境変数は、gethostbyname() が、指定されたホスト名のネットワーク・アドレスを解決する方法に影響を与えます。
X_ADDR 環境変数は、getnetbyaddr() などの一部の TCP/IP 関数が、MVS データ・セットまたは z/OS UNIX ファイルの名前を HOSTS.ADDRINFO データ・セットの検索順序に組み込むのに
使用します。
- X_XLATE
- CONVXLAT TSO コマンドが作成する、ASCII-EBCDIC 変換テーブル・データ・セットまたは DD 名。
X_XLATE 環境変数は、TCP/IP が、MVS データ・セットまたは z/OS UNIX ファイルの名前を STANDARD.TCPXLBIN データ・セットの検索順序に組み込むのに
使用します。
リゾルバーによって明示的に設定されるその他の環境変数には、以下の変数が含まれます。
- LOCALDOMAIN
- ドメインの起点を定義します。
この環境変数が設定されると、TCPIP.DATA にある DOMAIN、DOMAINORIGIN、または SEARCH の設定はすべてオーバーライドされます。
- RESOLVER_TRACE
- リゾルバー・トレース出力が書き込まれる、
データ・セット、ファイル、または DD 名を定義します。
- MESSAGECASE
- メッセージをコンソールに送る前に、
すべて大文字に変換するかどうかを決めます。