変更の始まり

選択したアプリケーションでキャッシュ再配列を使用不可にするためのステップ

環境内でキャッシュ再配列を使用する必要がないアプリケーションに対しては、それを無効にすることができます。

始める前に

アプリケーションによっては、キャッシュ再配列を必要としないものがあります。 例えば、ロード・バランシング要件を持たない、または変更の始まり明確なアルゴリズム変更の終わりを持つアプリケーションは、リゾルバーがキャッシュ済みアドレスを常に同じ順序で返すことを必要とする場合があります。 どのアプリケーションがキャッシュ再配列を必要としないかを調べ、それらの特殊アプリケーションのキャッシュ再配列を無効にしてください。

手順

選択したアプリケーションにおけるキャッシュ再配列を無効にするには、以下の手順に従ってください。

  1. キャッシュ再配列を無効にするアプリケーションに関連付けられている TCPIP.DATA データ・セットを特定するか、または作成します。
  2. その TCPIP.DATA データ・セットで NOCACHEREORDER ステートメントを指定することにより、キャッシュ再配列機能をオフにします。
  3. MODIFY RESOLVER,REFRESH コマンドを実行し、アプリケーションの設定をリフレッシュします。
  4. トレース・リゾルバー機能をアクティブにして、変更の始まりリゾルバーが使用している TCPIP.DATA 値変更の終わりおよびそれらの値の読み取り元を判別します。
  5. トレース・リゾルバーがアクティブになったら、Netstat HOME/-h コマンドを発行して値を表示します。

タスクの結果

Netstat HOME/-h コマンドによって生成されたトレース・リゾルバー出力に値 NOCACHEREORDER が表示されていれば、キャッシュ再配列は無効になっています。

TCPIP.DATA データ・セット内の構成ステートメントについての詳細は、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」を参照してください。リゾルバーのアドレス・スペースに対する MODIFY コマンドについての詳細は、「z/OS Communications Server: IP システム管理者のコマンド」を参照してください。

変更の終わり