環境内でキャッシュ再配列を使用する必要がないアプリケーションに対しては、それを無効にすることができます。
始める前に
アプリケーションによっては、キャッシュ再配列を必要としないものがあります。
例えば、ロード・バランシング要件を持たない、または
明確なアルゴリズムを持つアプリケーションは、リゾルバーがキャッシュ済みアドレスを常に同じ順序で返すことを必要とする場合があります。
どのアプリケーションがキャッシュ再配列を必要としないかを調べ、それらの特殊アプリケーションのキャッシュ再配列を無効にしてください。
手順
選択したアプリケーションにおけるキャッシュ再配列を無効にするには、以下の手順に従ってください。
- キャッシュ再配列を無効にするアプリケーションに関連付けられている TCPIP.DATA データ・セットを特定するか、または作成します。
- その TCPIP.DATA データ・セットで NOCACHEREORDER ステートメントを指定することにより、キャッシュ再配列機能をオフにします。
- MODIFY RESOLVER,REFRESH コマンドを実行し、アプリケーションの設定をリフレッシュします。
- トレース・リゾルバー機能をアクティブにして、リゾルバーが使用している TCPIP.DATA 値およびそれらの値の読み取り元を判別します。
- トレース・リゾルバーがアクティブになったら、Netstat HOME/-h コマンドを発行して値を表示します。