既存のテーブル・エントリー、または行にあるモニター・テーブル・オブジェクト値のどれかを変更するには、その行をサービスの対象から外さなければなりません。そのためには、slapm2PRMonRowStatus の値を 2 に設定します。変更を加えた後、この行の状況を値 1 に戻して、再び稼働させます。
以下の例では、モニター対象のモニター・テーブル・エントリーを作成する方法を示します。
- この例では、SNMP バージョン 1 セキュリティーを前提とし、SNMPD.CONF ファイルはありません。
- トラップを使用可能にします。
snmptrap.dest ファイルには、トラップを受信する
エンティティーの IP アドレスおよびプロトコルが含まれていなければなりません。
/etc/snmptrap.dest contains: 9.67.191.5 UDP
/etc/pw.src contains: public 0.0.0.0 0.0.0.0
この例では、バックグラウンドで実行される osnmp コマンドを使用して、トラップを受信します。osnmp trap > /tmp/trap.output &
- 状況を notInService に変更します。
osnmp set slapm2PRMonRowStatus.index 2
- slapm2PolicyRuleMonNotOkay および slapm2PolicyRuleMonOkay (トラップ) のモニターを使用可能にします。
osnmp set slapm2PRMonTrapEnable.index 1
- 必要であれば、デフォルトのしきい値を変更します。
- TCP 往復。l は下限で h は上限です。
osnmp set slapm2PRMonTcpRttDelayLow.index l
osnmp set slapm2PRMonTcpRttDelayHigh.index h
- TCP 再送率。l は下限で h は上限です。
osnmp set slapm2PRMonTcpReXmitDelayLow.index l
osnmp set slapm2PRMonTcpReXmitDelayHigh.index h
- 受信キュー遅延率。l は下限で h は上限です。
osnmp set slapm2PRMonAcceptQDelayLow.index l
osnmp set slapm2PRMonAcceptQDelayHigh.index h
- 行をアクティブにします。
osnmp set slapm2PRMonRowStatus.index 1
- 以下のフィールドを評価して、slapm2PolicyRuleMonNotOkay トラップが生成された理由を判別します。
- 前の slapm2PRMonStatus の maxTcpRttDelayExceeded ビットがオフで、高しきい値未満であることを示し、現在の slapm2PRMonStatus のそのビットがオンで、高しきい値を超えていることを示している場合、これはそのモニター・インターバルの最後に上昇している量であり、しきい値がその高しきい値を超えたことを示しています。
slapm2PRMonTcpRTTCurrentDelay を評価し、このポリシー規則によって影響を受けたすべての発信 TCP パケットについて、最新のインターバルにおける平均往復時間を判別してください。
- 前の slapm2PRMonStatus の maxTcpReXmitRatioExceeded ビットがオフで、高しきい値未満であることを示し、現在の slapm2PRMonStatus のそのビットがオンで、高しきい値を超えていることを示している場合、これはそのモニター・インターバルの最後に上昇している量であり、しきい値がその高しきい値を超えたことを示しています。
slapm2PRMonTcpCurrentTcpReXmit を評価し、このポリシー規則によって影響を受けたすべての発信 TCP パケットについて、最新のインターバルにおける TCP 再送率を判別してください。
- 前の slapm2PRMonStatus の maxAcceptQueueDelayExceeded ビットがオフで、高しきい値未満であることを示し、現在の slapm2PRMonStatus のそのビットがオンで、高しきい値を超えていることを示している場合、これはそのモニター・インターバルの最後に上昇している量であり、しきい値がその高しきい値を超えたことを示しています。
slapm2PRMonAcceptQCurrentDelay を評価し、このポリシー規則によって影響を受けたすべてのフローについて、最新のインターバルにおける平滑化された平均受信キュー遅延を判別してください。
- 以下のフィールドを評価して、slapm2PolicyRuleMonOkay トラップが生成された理由を判別します。
- 前の slapm2PRMonStatus の maxTcpRttDelayExceeded ビットがオンで、低しきい値を超えていることを示し、現在の slapm2PRMonStatus のそのビットがオフで、低しきい値未満であることを示している場合、これはそのモニター・インターバルの最後に下降している量であり、しきい値がその低しきい値を下回ったことを示しています。
slapm2PRMonTcpRTTCurrentDelay を評価し、このポリシー規則によって影響を受けたすべての発信 TCP パケットについて、最新のインターバルにおける平均往復時間を判別してください。
- 前の slapm2PRMonStatus の maxTcpReXmitRatioExceeded ビットがオンで、低しきい値を超えていることを示し、現在の slapm2PRMonStatus のそのビットがオフで、低しきい値未満であることを示している場合、これはそのモニター・インターバルの最後に下降している量であり、しきい値がその低しきい値を下回ったことを示しています。
slapm2PRMonTcpCurrentTcpReXmit を評価し、このポリシー規則によって影響を受けたすべての発信 TCP パケットについて、最新のインターバルにおける TCP 再送率を判別してください。
- 前の slapm2PRMonStatus の maxAcceptQueueDelayExceeded ビットがオンで、低しきい値を超えていることを示し、現在の slapm2PRMonStatus のそのビットがオフで、低しきい値未満であることを示している場合、これはそのモニター・インターバルの最後に下降している量であり、しきい値がその低しきい値を下回ったことを示しています。
slapm2PRMonAcceptQCurrentDelay を評価し、このポリシー規則によって影響を受けたすべてのフローについて、最新のインターバルにおける平滑化された平均受信キュー遅延を判別してください。