ポリシー・インフラストラクチャーは、正しく機能するためにさまざまな構成ファイルとポリシー定義ファイルに依存しています。
IBM® Configuration Assistant for z/OS® Communications Server により、z/OS に対してサポートされているすべてのポリシー・タイプのフラット・ファイル構成が可能になります。オプションの GUI ベースのツール、IBM Configuration Assistant for z/OS Communications Server は、TCP/IP ポリシー・ベース・ネットワーキング機能を構成するためのガイド付きインターフェースを提供します。Configuration Assistant を使用して、ポリシー・エージェント・ファイルを生成することができます。
Configuration Assistant は、z/OS Management Facility (z/OSMF) のタスクです。 z/OSMF は、さまざまな z/OS システム管理機能用の Web ブラウザー・インターフェースを提供します。z/OSMF で Configuration Assistant を起動すると、Configuration Assistant は z/OS システムでネイティブ実行され、Web ブラウザーを通してこれにアクセスすることができます。z/OSMF で Configuration Assistant を使用するためには、ご使用のシステムが z/OS V1R11 以上である必要があります。
表 1 には、ポリシー関連の構成ファイルおよび定義ファイル、そのファイルを Configuration Assistant を使用して作成できるかどうか、およびその構成ファイルのデフォルトの場所を示しています。表 1 にリストされているすべてのファイルを、手動で編集することができます。
構成ファイルまたはポリシー定義ファイル | Configuration Assistant で作成できるかどうか | デフォルトの z/OS の場所 |
---|---|---|
構成ファイル | ||
ポリシー・エージェント | はい | /etc/pagent.conf |
syslogd | いいえ | /etc/syslog.conf |
DMD | はい | /etc/security/dmd.conf |
IKED | はい | /etc/security/iked.conf |
NSSD | はい | /etc/security/nssd.conf |
ポリシー定義ファイル | ||
QoS | はい | なし |
IDS | はい | なし |
AT-TLS | はい | なし |
IPSec | はい | なし |
ポリシー・ベース・ルーティング | はい | なし |