セキュリティー・ラベルによってスタックのアフィニティーを設定するステップ

UNIX システム・サービスの共通 INET (CINET) の下でいくつかの TCP/IP スタックを開始するお客様システム環境では、ほとんどの対話式ユーザーにスタックのアフィニティーを設定すると便利なことがよくあります。 環境変数 _BPXK_SETIBMOPT_TRANSPORT は、ログイン・プロファイルの処理時にユーザーが使用するスタックの名前に設定できます。

手順

セキュリティー・ラベルによってスタック・アフィニティーを設定するには、以下のステップを実行します。

  1. /etc ディレクトリーの下のセキュリティー・ラベルごとに、ディレクトリーを作成します。
  2. 各ディレクトリーに、以下を含むプロファイル・スクリプト・ファイルを作成します。
    export _BPXK_SETIBMOPT_TRANSPORT=stackname
  3. /etc ディレクトリーに "$SYSSECR/" シンボリック・リンク (おそらくは、 以下のように seclbl という) を作成します。
    ln -s "$SYSSECR/" /etc/seclbl
  4. /etc/profile スクリプト・ファイルを編集して、以下の行を追加します。
    if  test  –f   /etc/seclbl/profile
    then
    .  /etc/seclbl/profile
    fi