1 次ルーター

1 つの TCP/IP インスタンスのみが OSA-Express 装置を使用する場合、または複数 TCP/IP インスタンスが同一 OSA-Express 装置を使用するが、全インスタンスがその装置の同一物理 MAC アドレスを共用したい場合は、オプションとして、OSA の 1 次 (PRIROUTER) および 2 次 (SECROUTER) ルーター・サポートを使用して、OSA にユニキャスト・パケットを未登録の IP アドレスに経路指定させることができます。この機能により、プロトコル (IPv4 および IPv6) 単位ベースの単一の TCP/IP スタックを OSA 単位ベースのルーター・スタックとして登録し、動作させることができます。 1 次ルーターが使用できなくなり、2 次ルーター が 1 次ルーターに取って代わる状態に備えて、2 次ルーターを構成することもできます。 宛先 IP アドレスがこれまでに OSA に未登録だった場合は、1 次ルーター・スタックは OSA がパケットを転送する唯一のスタックです。 この装置を使用するアクティブ TCP/IP インスタンスが 1 次ルーター (PRIROUTER) または 2 次ルーター (SECROUTER) として定義されない場合、装置はデータグラムを廃棄します。 PRIROUTER または SECROUTER 値が指定されない場合、デフォルト値は NONROUTER です。