ADNR を開始する権限を付与するためのステップ

ADNR を開始できるすべてのユーザーに明示的な権限を付与して、無許可のユーザーが ADNR を開始しないようにしてください。 明示的な権限を付与しない場合は、START コマンドを実行可能な任意のユーザーが ADNR を開始できます。

手順

ADNR を開始する権限を付与するには、以下のステップを実行します。

  1. OPERCMDS クラスがアクティブで RACLIST されていること、および RACLIST 処理が使用可能になっていることを確認します。
    SETROPTS CLASSACT(OPERCMDS)
    SETROPTS RACLIST (OPERCMDS)
  2. RACF® のようなセキュリティー製品を使用して、以下の OPERCMDS クラス・プロファイルを定義します。
    RDEFINE  OPERCMDS (MVS.SERVMGR.ADNR) UACC(NONE)
  3. ADNR に OPERCMDS クラスへのアクセス権を付与します。
    PERMIT   MVS.SERVMGR.ADNR CLASS(OPERCMDS) ACCESS(CONTROL) -
                              ID(userid)
  4. OPERCMDS クラスをリフレッシュします。
    SETROPTS RACLIST(OPERCMDS) REFRESH
  5. 個別の指示については、SEZAINST の中の EZARACF のサンプルを参照してください。 ADNR に対して発行できるコマンドはすべて、MODIFY コマンドです。ただし、ADNR の停止に使用される STOP コマンドを除きます。 したがって、MODIFY および STOP コマンドを発行できるユーザーを制限した方がよい場合もあります。