トラステッド・ブロック・セクションのフォーマット

すべてのトラステッド・ブロックの先頭は、トラステッド・ブロック・ヘッダーです。 このヘッダーには、以下の情報が含まれています。
  • トークン ID。これはトークンに外部鍵トークンまたは内部鍵トークンが含まれるかどうかを指定します。
  • トークン・バージョン番号。将来の変更に対応できるようにします。
  • トラステッド・ブロックの長さ (バイト)。ヘッダーの長さが含まれます。
トラステッド・ブロック・ヘッダーの定義については、以下の表で示します。
表 1. トラステッド・ブロック・ヘッダー
オフセット (バイト) 長さ (バイト) 説明
000 001 トークン ID (トークン・タイプを示すフラグ)
X'1E'
外部トラステッド・ブロック・トークン
X'1F'
内部トラステッド・ブロック・トークン
001 001 トークン・バージョン番号 (X'00')。
002 002 鍵トークン構造体の長さ (バイト)。
004 004 予約済み、2 進ゼロ。
注: トラステッド・ブロック内の数表現を参照してください。

ヘッダーの後に、特定の順序の指定なしに、トラステッド・ブロックのセクションが続きます。 5 つの定義された異なるセクションがあり、それぞれは 1 バイトのセクション ID (X'11' - X'15') で識別されます。 5 つのセクションのうち 2 つには、定義されたサブセクションがあります。 サブセクションは、2 バイトのサブセクション・タグで識別される、tag-length-value (TLV) オブジェクトです。

セクション X'12' および X'14' のみに、定義されたサブセクションがあり、他のセクションにはありません。 セクションおよびそのサブセクション (ある場合) は、1 つの連続したデータの単位です。 サブセクションは、関連するセクションに連結されますが、特定の順序はありません。 セクション X'12' には定義された 5 つのサブセクション (X'0001' - X'0005') があり、セクション X'14' には 2 つのセクション (X'0001' および X'0002') があります。 すべてのサブセクションのうち、セクション X'14' のサブセクション X'0001' のみが必須です。 セクション X'14' も必須です。

トラステッド・ブロックのセクションおよびサブセクションは、続くいくつかのセクションで詳細に説明します。

注: トラステッド・ブロック内の数表現を参照してください。