制御ベクトル生成 (CSNBCVG および CSNECVG)

制御ベクトル生成呼び出し可能サービスでは、key_type パラメーターおよび rule_array パラメーターで指定されるキーワードから制御ベクトルが作成されます。

AMODE(64) の呼び出し可能サービス名は CSNECVG です。

形式

CALL CSNBCVG(
             return_code,
             reason_code,
             exit_data_length,
             exit_data,
             key_type,
             rule_array_count,
             rule_array,
             reserved,
             control_vector)

パラメーター

return_code

方向	タイプ
出力	整数

戻りコードは、呼び出し可能サービスの一般的な結果を示しています。 ICSF および暗号化コプロセッサーの戻りコードおよび理由コードに、戻りコードがリストされています。

reason_code

方向	タイプ
出力	整数

理由コードは、アプリケーション・プログラムに返される、呼び出し可能サービスの結果を示しています。戻りコードにはそれぞれ、特定の処理問題を示すさまざまな理由コードがあります。 ICSF および暗号化コプロセッサーの戻りコードおよび理由コードに、理由コードがリストされています。

exit_data_length

方向	タイプ
無視される	整数

このフィールドは無視されます。このパラメーターには 0 を指定することをお勧めします。

exit_data

方向	タイプ
無視される	ストリング

このフィールドは無視されます。

key_type

方向	タイプ
入力	ストリング

鍵タイプのキーワードが含まれるストリング変数。このキーワードの長さは 8 バイトです。このキーワードは左寄せにされて、右側にスペース文字が埋め込まれます。これは以下のリストから取得されます。

CIPHER
CIPHERXI
CIPHERXL
CIPHERXO
CVARDEC
CVARENC
CVARPINE
CVARXCVL
CVARXCVR
DATA
DATAM
DATAMV
DECIPHER
DKYGENKY
ENCIPHER
EXPORTER
IKEYXLAT
IMPORTER
IPINENC
KEYGENKY
MAC
MACVER
OKEYXLAT
OPINENC
PINGEN
PINVER
SECMSG

rule_array_count

方向	タイプ
入力	整数

rule_array パラメーターで指定するキーワード数。

rule_array

方向	タイプ
入力	文字ストリング

制御情報を呼び出し可能サービスに提供するキーワード。キーワードはそれぞれ、8 バイト・フィールドで左寄せされ、右側にブランクが埋め込まれます。キーワードはすべて、連続するストレージ内になければなりません。鍵トークン作成 (CSNBKTB および CSNEKTB)は、制御ベクトルを作成するために制御ベクトル生成呼び出し可能サービスと鍵トークン作成呼び出し可能サービスで組み合わせることができる鍵タイプ・キーワードと鍵用途キーワードを示したものです。規則配列キーワードは以下のとおりです。

AMEX-CSC
ANSIX9.9
ANY
ANY-MAC
CLR8-ENC
CPINENC
CPINGEN
CPINGENA
CVVKEY-A
CVVKEY-B
DALL
DATA
DDATA
DEXP
DIMP
DKYL0
DKYL1
DKYL2
DKYL3
DKYL4
DKYL5
DKYL6
DKYL7
DMAC
DMKEY
DMPIN
DMV
DOUBLE
DOUBLE-O
DPVR
ENH-ONLY
EPINGEN
EPINGENA
EPINVER
EXEX
EXPORT
GBP-PIN
GBP-PINO
IBM-PIN
IBM-PINO
IMEX
IMIM
IMPORT
INBK-PIN
KEY-PART
KEYLN8
KEYLN16
LMTD-KEK
MIXED
NO-SPEC
NO-XPORT
NON-KEK
NOOFFSET
NOT31XPT
OPEX
OPIM
REFORMAT
SINGLE
SMKEY
SMPIN
T31XPTOK
TRANSLAT
UKPT
VISA-PVV
XLATE
XPORT-OK

注: KEYGENKY 鍵タイプがコーディングされるときは、rule_array において CLR8-ENC または UKPT をコーディングする必要があります。 SECMSG key_type がコーディングされるときは、rule_array に SMKEY または SMPIN を指定する必要があります。 ENH-ONLY は鍵タイプ DATA と一緒の場合はサポートされません。

reserved

方向	タイプ
入力	ストリング

reserved パラメーターは 8 バイトの X'00' の変数でなければなりません。

control_vector

方向	タイプ
出力	ストリング

生成された制御ベクトルがこのサービスから返される場所となるアプリケーション・ストレージ内の 16 バイト・ストリング変数。

使用上の注意

制御ベクトルを作成するために制御ベクトル生成呼び出し可能サービスと鍵トークン作成呼び出し可能サービスで組み合わせることができる鍵タイプ・キーワードと鍵用途キーワードについては、表 4 を参照してください。

必須ハードウェア

この呼び出し可能サービスで必要な暗号化ハードウェアはありません。