戻りコードおよび理由コード

Return_code パラメーターおよび reason_code パラメーターは、呼び出しの完了時に整数値を返します。
Return_code
戻りコード・パラメーターには、一般的な処理の結果が整数として含まれています。
表 1 に、呼び出し可能サービスが返す標準戻りコード値を示します。 戻りコードの完全なリストは、ICSF および暗号化コプロセッサーの戻りコードおよび理由コードに示されています。
表 1. ICSF 呼び出し可能サービスからの標準戻りコード値
値 16 進数 (10 進数) 意味
00 (00) 成功。 正常な戻りです。
04 (04) 警告。 実行は、小さな異常イベントが検出されて完了しました。
08 (08) アプリケーション・エラーが発生しました。 呼び出し可能サービスは、パラメーターでのエラーが原因で停止しました。 あるいは、調査を必要とする別の状態が検出されました。
0C (12) エラー。 ICSF がアクティブでないか、環境エラーが検出されました。
10 (16) システム・エラー。 呼び出し可能サービスは、ソフトウェアまたはハードウェア内の処理エラーが原因で停止しました。

一般的に、PCF マクロは、 PCF または ICSF で実行される場合はエラー戻りコードを受け取ります。 1 つの例外があり、鍵が ICSF CKDS に正しいラベルでインストールされても、鍵タイプが正しくない場合、PCF は鍵タイプが正しくないことを示す戻りコード 8 を出します。 ICSF は、鍵が見つからなかったことを示す戻りコード 12 を出します。

Reason_code
理由コード・パラメーターには、処理の結果が整数として含まれています。 呼び出し可能サービスから ICSF と TSS のどちらの理由コード・セットが返されるかを指定できます。 デフォルト値は ICSF です。REASONCODES インストール・オプションについて詳しくは、z/OS Cryptographic Services ICSF System Programmer's Guideを参照してください。 さまざまな結果が、戻りコードの下で固有の理由コード値に割り当てられています。

理由コードのリストは、ICSF および暗号化コプロセッサーの戻りコードおよび理由コードに示されています。