uudecode - 送信されたバイナリー・ファイルをデコードする

形式

uudecode [-o outfile] [infile...]

説明

uudecode は、uuencode によりエンコードされたデータをデコードします。infile をコマンド行に指定すると、uudecode は、そのファイルをデコードします。infile をコマンド行に指定しなければ、標準入力から入力が読み取られます。出力は、ファイルがエンコードされたときに指定されたファイル名に書き込まれます。-o オプションを指定した場合、ファイルがエンコードされたときに指定されたファイル名は、outfile オペランドによってオーバーライドされます。詳細は、uuencode を参照してください。

uudecode は、自動的にメーラーにより付けられた前書きや末尾の 行を取り去ります。

このコマンドに対する UNIX03 での変更の要約については、UNIX03 用に変更されたシェル・コマンドを参照してください。

オプション

-ooutfile
入力データにパス名が含まれていても、そのパス名でなくファイルのパス名が使用されます。outfile オプション引数に /dev/stdout を指定すると、標準出力が使用されます。

ローカライズ

uudecode は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
  • LANG
  • LC_ALL
  • LC_CTYPE
  • LC_MESSAGES
  • NLSPATH

詳しくは、ローカライズを参照してください。

使用上の注意

生成されるファイルのパス名が存在し、書き込み可能である場合、そのファイルは上書きされます。存在しても、ユーザーがそれに書き込めない場合、uudecode はエラーで終了します。

終了値

0
正常終了
1
以下のいずれかによる失敗。
  • 入力ファイルを開くことができない
  • 入力ファイルに begin 行がない
  • 出力ファイルが作成できない
  • 入力ファイルに end 行がない
  • ファイルが短すぎる
2
コマンド行のオプションが正しくないための失敗。

移植性

POSIX.2 ユーザー移植性拡張, X/Open 移植性ガイド. ほとんどの UNIX システムにあります。

関連情報

uuencode