MKNOD - キャラクター・スペシャル・ファイルを作成する

説明

MKNOD は、ファイル・システムにキャラクター・スペシャル・ファイルを作成します。

制限事項: MKNOD を使用できるのはスーパーユーザーだけです。

パラメーター

pathname

作成するキャラクター・スペシャル・ファイルの名前を指定します。名前は、相対パス名または絶対パス名です。名前は、単一引用符で囲む必要があります。相対パス名は、TSO/E セッションの作業ディレクトリー (通常は ホーム・ディレクトリー) を基準にしています。したがって、通常は絶対パス名を指定する必要があります。名前の長さは、1023 文字までです。名前には大/小文字の区別があります。システムは、各文字が入力された通りに、つまり大文字小文字を区別して、格納します。このオペランドは必須です。

パス名の中のすべてのディレクトリーは存在している必要があります。指定されたファイルが存在している場合、新しいファイルは作成されません。

MAJOR(device_major_number)

デバイス・メジャー番号を指定します。使用できる番号は、 10 進数の 0 から 65␠535 (64K マイナス 1) です。デバイス・メジャー番号の指定については、「z/OS UNIX System Services 計画」を 参照してください。このオペランドは必須です。

MINOR(device_minor_number)

デバイス・マイナー番号を指定します。使用できる番号は、 10 進数で 0 から 65␠535 (64K マイナス 1) です。デバイス・マイナー番号の指定については、「z/OS UNIX System Services 計画」を 参照してください。このオペランドは必須です。

MODE(file_permission_bits)

ファイル許可ビットを 3 つの 8 進数として指定します。数字は、0 から 7 で、コンマまたはブランクで区切られています。 8 進値は、ユーザー、グループ、およびその他に対する読み取り (r)、書き込み (w)、および実行 (x) アクセスを表します。

ユーザー許可とは、ファイルの所有者に与えられる許可のことです。グループ許可とは、所有者がメンバーとなっているグループに与えられる許可 のことです。その他の許可とは、その他のユーザーに与えられる許可のことです。

0 から 7 の数字で示されるアクセスの定義は以下のとおりです。

0

アクセスなし

1

検索 (x) アクセス

2

書き込み専用 (w) アクセス

3

書き込みおよび実行 (wx) アクセス

4

読み取り専用 (r) アクセス

5

読み取りおよび実行 (rx) アクセス

6

読み取りおよび書き込み (rw) アクセス

7

読み取り、書き込み、および実行 (rwx) アクセス

MKNOD コマンドを TSO 対話環境で発行すると、ユーザーの umask 設定に関係なく、以下を表す 666 のデフォルト許可でファイルが作成されます。

6

ユーザー: 読み取りおよび書き込みアクセス

6

グループ: 読み取りおよび書き込みアクセス

6

その他: 読み取りおよび書き込みアクセス