デフォルトの構成ファイルは /usr/lpp/cbclib/xlc/etc/xlc.cfg にインストールされます。
特定のコンパイル要件をサポートしたり、その他の C または C++ コンパイル環境をサポートするには、このファイルをコピーし、コピーに変更を行うことができます。 デフォルト以外の構成ファイルを指定するには、-F オプションを使用します。 例えば、-qnoro を xlC コンパイラー呼び出しコマンドのデフォルトにするには、構成ファイルのコピー・バージョンの xlC スタンザに -qnoro を追加してください。
コンパイラー呼び出しコマンドをいくつかの異なる名前にリンクすることができます。 コンパイラーを呼び出すときに指定する名前によって、コンパイラーが使用する構成ファイルのスタンザが決まります。 構成ファイルのコピーに他のスタンザを追加することによって、ユーザー自身のコンパイル環境をカスタマイズできます。
xlc ユーティリティーの 1 回の呼び出しで処理されるスタンザは、「use」属性によって参照されるスタンザのほかに、1 つだけです。デフォルトでは、xlc ユーティリティーの呼び出しに使用されたコマンド名に一致するスタンザが使用されますが、これは、下記の例で述べるように、-F フラグ・オプションを使用してオーバーライドすることができます。
xlC myfile.C -Fmyconfig:SPECIAL
これは、ユーザーが作成した myconfig 構成ファイル内の SPECIAL スタンザを使用して myfile.C をコンパイルします。