LPR クライアントのカスタマイズ

LPR クライアントから Print Interface LPD に印刷要求を実行依頼する には、通常、ユーザーは LPR コマンドなどの TCP/IP コマンドを使用します。 Infoprint Port Monitor for Windows も、LPR プロトコルを使用して、印刷要求を Print Interface LPD に実行依頼します。

LPR コマンドのユーザーおよび Infoprint Port Monitor for Windows に、以下の情報を提供する必要があります。

リモート・システムからジョブを実行依頼する方法、および Infoprint Port Monitor for Windows を構成する方法については、「z/OS Infoprint Server 使用者の手引き」を参照してください。

制御ファイルを先頭に送信

一部の LPR では、LPR が LPD 制御ファイルを最初に (データの前に) 送信するか、最後に (データ・ファイルの後に) 送信するかを指定できます。 Print Interface LPD は、先頭または最後のいずれかに LPD 制御ファイルを受信することができます。 ただし、IBM® では、LPR が制御ファイルを最初に送信することをお勧めしています。 これは、Print Interface LPD で使用されるストレージの量が減り、Print Interface LPD がデータ・ファイルをより迅速に処理できるようになるためです。

AIX システムでのタイムアウト値の増加に、制御ファイルを先頭に送信するために、AIX® 印刷キューを構成する方法の例を示します。

AIX システムでのタイムアウト値の増加

大きなファイルを Print Interface LPD に送信しているとき、特にプリンター定義でデータ変換が指定されているとき、AIX システム上のユーザーは、AIX システムで使用されているタイムアウト値を変更することが必要になる場合があります。 タイムアウト値とは、送信が正常に行われた LPD からの肯定応答を AIX システムが待機する時間の量です。Print Interface LPD は、データがプリンターで受け入れられるフォーマットに変換され、正常に JES スプールに書き込まれた後でのみ肯定応答を返すため、LPD が肯定応答を送信するのは数分後になる場合があります。 変換が必要な数ギガバイトのデータが文書に含まれていると、LPD が肯定応答を送信するのは 1 時間以上後になる場合があります。

AIX システムでは、rembak コマンド (ジョブをリモート・プリンターに送信するために AIX キューイング・サブシステムによって使用されます) は、デフォルトのタイムアウト値として 90 秒を使用しています。IBM では、Infoprint Server にファイルを送信しているとき、特に変換を必要とする必要な大きなファイルを送信するときは、このデフォルト値を長いタイムアウト値に変更することをお勧めしています。 値を変更するには、rembak コマンドに -T オプションを指定します。 /etc/qconfig ファイルで、キュー装置名の下の backend オプションに、-T オプションを指定することができます。

以下の例は、5 分のタイムアウト値を指定します。 この例では、以下のオプションも示しています。
  • -X オプション - ユーザーは、enq -o オプションで Infoprint Server ジョブ属性を送信できます。
  • -C オプション - データより前に、制御ファイルを先頭で送信します。
backend = /usr/lib/lpd/rembak -T 5 -X -C
この変更を行った 後、/etc/qconfig.bin ファイルを削除してください。 それから、 次のコマンドを使用してキュー・デーモンの停止と再始動を行います。
stopsrc -s qdaemon
startsrc -s qdaemon