IBM Maximo for Service Providers バージョン 7.6.2

サービス・レベル契約 (SLA) 違反請求

SLA を作成して、提供するサービスまたは必要とするサービスに対して期待されるサービス・レベルと確約を指定できます。チケットまたは作業指示書に適用された SLA や一致させられた SLA は、その SLA 確約に基づいた目標日を設定します。目標日を超過すると、SLA 確約に違反します。確約違反を補償するための違約金や返金を発行できます。

ステップ 1: 価格表と価格設定ルールを作成する

顧客契約に SLA 違約金の価格表を追加し、それを販売注文に適用することを指定します。

価格設定ルールの「SLA ペナルティー (SLA Penalty)」タブで、1 件の SLA と 1 件以上の確約を価格表に関連付けます。例えば、SLA と、交換済みの資産を交換から 3 日以内に配達するという顧客の確約を選択するとします。この SLA は、この顧客に関連付けられているか、どの顧客にも関連付けられていない必要があります。料金のタイプを指定します。算出料金タイプを指定する場合、式ビルダーを使用して、資産の交換が遅れる日ごとの合計請求額の割合などの、ペナルティー計算式を追加できます。各 SLA 違反で請求できるペナルティーの最高額を指定できます。

ステップ 2: 作業指示書またはチケットに SLA を適用する

この顧客のチケットまたは作業指示書に 1 つ以上のサービス・レベル契約を適用します。一致する SLA は、違約金と関連付けた SLA である必要があります。作業の目標開始日と目標終了日が適用されます。

作業を実施し、作業指示書またはチケットをクローズします。

ステップ 3: SLA 違反を検討し、販売注文を作成する

SLA 違反アプリケーションで確約違反を検討し、販売注文のプレビューを生成して、販売注文を作成します。このアプリケーションは、クローズされていないか請求されていない、およびシステム日付から指定した日数内に実施日がある違反レコードをリストします。「日」パラメーターは PLUSPSLABREACHGENCRONTASK クーロン・タスクで指定されます。

「一覧」タブでは、顧客のオープンな状態の各 SLA 確約の要約データを検討できます。違反には、実施日がレコード上にないとしても、目標日が現在の日時よりも早いレコードが含まれます。

このタブの情報には、違反された確約がある顧客の注文タイプの割合が含まれます。例えば、ある顧客に 100 件のサービス要求があり、その内の 5 つが SLA に違反している場合、サービス要求の 5% に違反があることになります。

「SLA 違反」タブで各違反レコードを検討し、必要に応じてステータスを変更します。ステータスが「新規」または「検討済」の違反を請求できます。

「販売注文書を作成 (Create Sales Order)」アクションを選択します。「販売注文書の作成 (Create Sales Order)」ウィンドウで、料金を 1 つに要約した販売注文書を作成するオプションか、違反ごとに料金を記した販売注文書を作成するオプションを指定します。 この SLA に関連付けられている価格表から価格が計算されます。選択するオプションに応じて、生成される料金明細に以下の情報が含まれます。
  • 1 つの料金で販売注文書を生成する場合、生成される販売注文書の「料金と請求額」テーブルに 1 つの料金明細が追加されます。固定料金タイプでは、明細価格がデフォルトの明細価格からコピーされ、それを編集することができます。算出料金タイプでは、明細価格がペナルティー計算式によって計算され、合計価格と要因である価格を編集することができます。
  • 複数の料金明細で販売注文を生成する場合、生成される販売注文の「料金と請求額」テーブルに各違反の料金明細が追加されます。固定料金タイプでは、明細価格がデフォルトの明細価格からコピーされます。価格は編集可能です。算出料金タイプでは、明細価格がペナルティー計算式によって計算され、その価格を編集することができます。

分類、料金の説明、GL 勘定科目、コスト・センターなどのデフォルト値を指定します。デフォルト値はプレビュー明細にコピーされます。プレビュー明細で受け入れられた値は、生成された販売注文にすべてコピーされます。

販売注文明細をプレビューするには、「販売注文のプレビュー (Preview Sales Order)」をクリックします。プレビュー上で明細を修正することも、すべての明細をクリアすることもできます。プレビュー明細を受け入れて販売注文を生成するには、「OK」をクリックします。販売注文が生成され、違反明細は販売注文にコピーされる際にクローズされます。

ステップ 4: 販売注文を請求する

販売注文アプリケーションで、販売注文を検討し、請求可能なステータスに変更します。そうすると、以下のいずれかの方法で販売注文が請求されます。
  • 自動請求スケジュールを使用して販売注文を請求する場合、顧客契約に指定された次回の請求日に請求が作成されます。
  • 手動で販売注文を請求する場合、顧客請求アプリケーションで請求を作成し、それを販売注文にコピーします。


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