Windows VM デプロイメントで VMware Tools の時刻同期を無効にする

仮想イメージ・ファイルを変更して、そのイメージを使用するすべての後続のデプロイメントで VMware Tools の時刻同期機能を無効にすることができます。

このタスクについて

ESXi ホストとの間の VMware Tools 時刻同期機能オプションは、デフォルトではすべてのイメージに対して有効になります。 環境によっては、ESXi ホストとの間の VMware Tools 時刻同期を有効にしないという厳密な要件がある場合があります。 イメージにプロパティーを追加することで、OVA イメージ・ファイルを変更できます。これにより、イメージを使用するすべてのデプロイメントで、VMware Tools 時刻同期機能を無効にすることができます。 このプロパティーは、イメージに対して設定されます。したがって、その特定のイメージの後続のデプロイメントでは、そのプロパティーが使用されます。この設定は、イメージの拡張/キャプチャーまたはエクスポートの一部としては保持されません。

手順

以下のステップを実行して、イメージの OVF ファイルをインポートする前に変更します。

  1. OVA ファイルを解凍します。
  2. OVF ファイルを編集用に開き、ファイル内容の ProductSections 部分を見つけます。
  3. OVF ファイルのフォーマットに応じて、以下のいずれかの例の情報を既存の ProductSections 部分の末尾に挿入します。
    例 1:
    <ProductSection ovf.class="PureAppOverride">
      <Property ovf.key="disableSyncTimeWithHost"
                ovf.type="string"
                ovf.userConfigurable="true"
                ovf.value="true">
      </Property>
    </ProductSection>
    例 2:
    <ovf:ProductSection ovf:class="PureAppOverride">
      <ovf:Property ovf:key="disableSyncTimeWithHost"
                ovf:type="string"
                ovf:userConfigurable="true"
                ovf:value="true">
      </ovf:Property>
    </ovf:ProductSection>
  4. 変更を保存します。
  5. OVA 内にマニフェスト (.mf) ファイルがある場合は、OVA 内のすべてのファイルの sha1sum 検証値が含まれます。 OVF ファイルを変更したため、ファイルを再び圧縮する前に、マニフェスト・ファイルで OVF ファイルの sha1sum 値を更新するか、または OVA からマニフェスト・ファイルを削除する必要があります。
  6. 更新された OVF ファイル (およびマニフェスト・ファイル (含まれている場合)) を使用して、OVA ファイルを再度 .tar ファイルに圧縮します。
  7. 改訂した OVA イメージをイメージ・カタログにインポートします。

イメージ・カタログに存在するイメージへの無効化プロパティーの追加

カタログ内の既存のイメージの場合、REST クライアントを使用してイメージにプロパティーを追加するために、以下のステップを実行します。

手順

  1. GET 操作を実行して、すべてのイメージを検索します。
     https://<cloud_pak_system>/deployment/resources/images?vmtype=virtualimage
  2. 結果として生成されるイメージのリストから、ID フィールドを見て望ましいイメージを見つけます。例えば、次のとおりです。
     "id": "/deployment/resources/images/6557fc7b-388d-422a-92a0-8c95d3fa6052", 

    この例では、6557fc7b-388d-422a-92a0-8c95d3fa6052 がイメージの ID です。

  3. 選択したイメージに対して GET 操作を実行します。
    https://<cloud_pak_system>/deployment/resources/images/<imageid>
    この例の ID の場合、GET 操作は次のようになります。
    https://<cloud_pak_system>/deployment/resources/images/6557fc7b-388d-422a-92a0-8c95d3fa6052
    イメージには options セクションが既にあるため、その options セクションに無効化プロパティーを追加できます。 例えば、options セクションに以下の情報が含まれているとします (実際のイメージにはこれよりも多くのオプションがありますが、この例では省略します)。
    "options": {
      "Activation.1.file.log.level": "DEBUG",
      "Activation.traceEnabled": "true",
      "Config-MS-Windows-Shell-Setup-oobe.registeredorg": "IBM",
      "Config-MS-Windows-Shell-Setup-oobe.registeredowner": "IBM",
      "Config-MS-Windows-Shell-Setup-oobe.tz": "Eastern Standard Time",
      "ConfigLocale.country": "US"
    } 
  4. 選択したイメージ (https://<cloud_pak_system>/deployment/resources/images/6557fc7b-388d-422a-92a0-8c95d3fa6052) に対して POST 操作を実行し、以下の例のような .json ファイル内のオプションに同期の無効化プロパティーを追加します。
    "options": {
      "Activation.1.file.log.level": "DEBUG",
      "Activation.traceEnabled": "true",
      "Config-MS-Windows-Shell-Setup-oobe.registeredorg": "IBM",
      "Config-MS-Windows-Shell-Setup-oobe.registeredowner": "IBM",
      "Config-MS-Windows-Shell-Setup-oobe.tz": "Eastern Standard Time",
      "ConfigLocale.country": "US"
      "PureAppOverride.disableSyncTimeWithHost" : "true" 
    } 
  5. イメージに対して別の GET 操作を実行して、新しいオプションが正常に追加されたことを確認します。

結果

上記のいずれかの手順を使用すると、時刻同期機能を無効にするオプションがイメージ内に配置されます。 このイメージを使用するすべてのデプロイメントで、VMware Tools の時刻同期機能が無効になります。
この無効化オプションを指定すると、仮想マシン自体にも以下のパラメーターが設定され、スナップショット作成やマイグレーションなど、他の操作中に VMware Tools による同期が実行されなくなります。
  • tools.syncTime 0
  • time.synchronize.continue 0
  • time.synchronize.restore 0
  • time.synchronize.resume.disk 0
  • time.synchronize.shrink 0
  • time.synchronize.tools.startup 0
  • time.synchronize.tools.enable 0
  • time.synchronize.resume.host 0