キュー・マネージャー構成ファイル qm.ini
キュー・マネージャー構成ファイル qm.ini には、特定のキュー・マネージャーに関係のある情報が含まれています。
各キュー・マネージャーごとに、1 つのキュー・マネージャー構成ファイルがあります。qm.ini ファイルは、関連したキュー・マネージャーが作成されるときに、自動的に作成されます。
IBM® WebSphere® MQ バージョン 7.5.0、フィックスパック 9 以降、strmqm コマンドは、キュー・マネージャーを完全に開始する前に qm.ini ファイル内の CHANNELS および SSL スタンザの構文をチェックします。これにより、strmqm によって qm.ini ファイルのエラーが検出された場合に、誤りを容易に見つけたり、それを迅速に修正したりできます。詳しくは、strmqm を参照してください。
/var/mqm/qmgrs/QMNAME/qm.ini
C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ¥qmgrs¥QMNAME¥qm.ini
キュー・マネージャーの名前の長さは 48 文字までです。ただし、この名前が有効である、または固有であるかは保証されません。 このため、キュー・マネージャー名に基づいてディレクトリー名が生成されます。 このプロセスは名前変換 と呼ばれています。説明については、WebSphere MQ ファイル名についての理解を参照してください。
図 1 は、IBM WebSphere MQ for UNIX および Linux システムのキュー・マネージャー構成ファイル内で属性のグループをどのように配置するかを示しています。
#* Module Name: qm.ini *#
#* Type : WebSphere MQ queue manager configuration file *#
# Function : Define the configuration of a single queue manager *#
#* *#
#*******************************************************************#
#* Notes : *#
#* 1) This file defines the configuration of the queue manager *#
#* *#
#*******************************************************************#
ExitPath:
ExitsDefaultPath=/var/mqm/exits
ExitsDefaultPath64=/var/mqm/exits64
Service:
Name=AuthorizationService
EntryPoints=13
ServiceComponent:
Service=AuthorizationService
Name=MQSeries.UNIX.auth.service
Module=opt/mqm/bin/amqzfu
ComponentDataSize=0
Log:
LogPrimaryFiles=3
LogSecondaryFiles=2
LogFilePages=4096
LogType=CIRCULAR
LogBufferPages=01
LogPath=/var/mqm/log/saturn!queue!manager/
AccessMode:
SecurityGroup=wmq¥wmq
XAResourceManager:
Name=DB2 Resource Manager Bank
SwitchFile=/usr/bin/db2swit
XAOpenString=MQBankDB
XACloseString=
ThreadOfControl=THREAD
Channels: 2
MaxChannels=200
MaxActiveChannels=100
MQIBindType=STANDARD
AccessMode:
SecurityGroup=wmq¥wmq
TCP:
KeepAlive = Yes
SvrSndBuffSize=32768
SvrRcvBuffSize=32768
Connect_Timeout=0
QMErrorLog:
ErrorLogSize=262144
ExcludeMessage=7234
SuppressMessage=9001,9002,9202
SuppressInterval=30
ApiExitLocal:
Name=ClientApplicationAPIchecker
Sequence=3
Function=EntryPoint
Module=/usr/Dev/ClientAppChecker
Data=9.20.176.20
- LogBufferPages の値を 0 にすると、値 512 が使用されます。
- Channel スタンザの詳細については、初期設定および構成ファイルを参照してください。
- XAResourceManager スタンザの最大数は 255 に制限されています。 ただし、トランザクションの性能低下を防ぐため、少数のスタンザのみを使用してください。
既存の qm.ini.bak ファイルがある場合、ユーティリティーは、その qm.ini.bak の内容を使用して qm.ini ファイルを元に戻し、qm.ini.bak ファイルを削除します。 したがって、*.ini ファイルのバックアップ・コピーを、.bak ファイル拡張子を使用して作成すべきではありません。 そのようなバックアップ・ファイルは、WebSphere MQ ユーティリティーによって削除される可能性があるからです。
変更が有効になるタイミングについては、UNIX、Linux、および Windows システムでの構成情報の変更を参照してください。