FH   

説明

アプリケーション・プログラムがデータベース要求を発行したとき、またはアプリケーション・プログラムがコミット・ポイントに達したときに、DEDB エリアが、要求されたサービスのためにはアクセス不能でした。 AREA が停止されたか、または DEDB ランダム化ルーチンがストレージにロードされませんでした。 /START DATABASE dedbname コマンドまたは UPDATE DB NAME(name) START(ACCESS) コマンドにより、DEDB ランダム化ルーチンが再ロードされます。

コミット・ポイントが発生する呼び出し (SYNC 呼び出し、メッセージ GUCHKP 要求、または SYMCHKP コマンド) で IMS™ がこの状況コードを戻す場合、IMS は内部 ROLB 呼び出しを発行して、最後のコミット・ポイント以降に作成されたプログラムのデータベース更新およびメッセージ出力を除去します。

データ共用環境でプログラムが DEDB にアクセスしていて、プログラムが DEDB への最初の DL/I 呼び出しを発行したときに許可が失敗した場合、高速機能はこの状況コードを戻します。 また、高速機能は、マスター端末オペレーターにも許可の失敗を通知します。 データベース内の位置は、次のエリアの最初のルートの前です。 GN により、次の使用可能なレコードが得られます (そのレコードもアクセス不能でない限り)。

プログラムが、PROCOPT=H を指定した PCB および PROCOPT=H を指定していない別の PCB を介してエリアにアクセスする場合、PROCOPT=H を指定した PCB に対する呼び出しのみが FH 状況コードを受け取る可能性があります。 この理由は、IMS はエリアにアクセス可能であるが、必要な HSSP (高速順次処理) のセットアップが確立できないためです。メッセージ DFS0535I が、このオカレンスの理由を説明し、このメッセージはジョブ・ログに送られます。ある PCB の PROCOPT が、同じ PSB 内の別の PCB の PROCOPT より制約が多い場合にも、この状況コードが戻されます。 位置は、次にアクセス可能なエリアの先頭に設定されます。

異常終了を起こす代わりに、この状況コードは、EXEC DLI コマンドを発行したアプリケーション・プログラムに戻されます。

プログラマーの応答

このエリアのデータが重要である場合は、DBA に連絡を取ってください。 このエリアのデータが重要でない場合は、プログラムが変更をロールバックしなければなりません。 プログラムは、次の使用可能なエリアに対して処理を継続できます。

この状況コードが、HSSP のセットアップの問題に関連している場合、ジョブ・ログのメッセージ DFS0535I の説明に従ってエラーを修正します。

ソース

DL/I コード