DFS0730I UNABLE TO OPEN OR CLOSE DATASET WITH DDNAME ddname FOR REASON x, yy, z DATABASE dbdname programid
説明
IMS™ がデータベースの OPEN または CLOSE を試みている最中に、エラーが発生しました。ddname は、エラーが発生したデータ・セットの DD ステートメント名です。x, yy は、メジャー理由コードおよびマイナー理由コードを表します。 データ・セット ddname は、DBD dbdname の一部です。 IMS がデータベースの OPEN を試みている最中にエラーが発生した場合、programid がメッセージ内に含まれます。スケジューラー・メッセージ・ブロック (SMB) が存在するときは、programid はトランザクション・コード (TRN) を表します。SMB が存在していないときは、programid は PSB 名を表します。
以下の情報には、さまざまなメジャーおよびマイナー理由コードに関する説明、プログラマー応答、および問題判別コードが示してあります。
- コード
- 説明
- A,yy
- OSAM データ・セットを開こうとしました。OSAM OPEN ルーチンがエラー表示を戻しました。yy は、レジスター 15 で戻された 16 進エラー・コードです。
- コード (16 進数)
- 意味
- 00
- これは正常な状態です。
- 04
- DCB はすでに開かれているか、クローズされています。
- 08
- DCB はすでに開いています。
- 0C
- DECBTYPE は無効です。
- 10
- IMS SVC で障害が発生しました。DCBWRK1 が理由を示します。
- 14
- OSAM OPEN ルーチンがファイル・マークのスキャン、フォーマット設定、またはファイル・マークの 書き込みを行っている最中に、入出力エラーが発生しました。追加情報については、DECBSTAT を 参照してください。
- 18
- 無効の RBN が計算されました。RBN は、ゼロであるか、データ・セットの最大 RBN より大であるか、いずれかです。
- 1C
- データ・セットに関する TCLOSE 処理中に、エラーが発生しました。 DCBWRK1 が理由を示します。
- 20
- IMODULE を使用してストレージを獲得している最中に、エラーが発生しました。
- 24
- データ・セットに関する EOV 処理中に、エラーが発生しました。
- 28
- OSAMOP IOSCB=NO が制御ステートメント・データ・セットで 指定されました。この値により、BATCH 初期設定が OSAM 入出力ブロックの割り振りを 迂回し、OSAM アクセス方式の使用を回避することになりました。
z は、モジュール DFSAOSF0 によってフィールド名 DCBWRK1 の最終バイト (バイトナンバー 4) で戻される、16 進エラー・サブコードです。メッセージのこのサブフィールドが使用されるのは、 理由コード A,10 が含まれるメッセージのみです。- z 値 (16 進数)
- 意味
- 01
- DD ステートメントが欠落しているか、動的割り振りデータ・セットの場合は、まだデータ・セットが割り振られていません。
- 02
- データ・セットは連結データ・セットです。
- 03
- DASD データ・セットに対して、ボリューム数よりも少ない装置数が指定されました。
- 04
- JCL が指定した DSORG タイプが、OSAM で許可されていません。
- 05
- データ・セットの DSCB が見つかりませんでした。
- 06
- 最初のボリューム DSCB が指定した DSORG タイプが、 OSAM で許可されていません。
- 07
- DCB ブロック・サイズが、ジョブ・ファイル制御ブロック/DCB マージ後の DSCB ブロック・ サイズに等しくありません。
- 08
- DCB LRECL サイズが、ジョブ・ファイル制御ブロックまたはデータ制御ブロック (DCB) マージ後の DSCB LRECL サイズと等しくありません。
- 09
- LRECL サイズもブロック・サイズも DSCB、DCB、または JCL で 指定されていませんでした。
- 0A
- 指定されたブロック・サイズが LRECL より小です。
- 0B
- 指定されたブロック・サイズが、指定された装置のトラック・サイズを超えています。
- 0C
- 以前の OPEN または EOV が失敗しました。
- 0D
- VIO が OSAM でサポートされていません。データ・セットは VIO 装置に 割り振られています。
- 0E
- 磁気テープ装置はサポートされていません。データ・セットは磁気テープ装置に 割り振られています。
- 0F
- 内部エラーが OSAM DEB サブルーチンで発生しました。DCBWRK1 がエラー・コードを示します。
- 01
- ブロック・サイズがトラック・サイズより大きくなっています。
- 02
- DEB 長さが許容最大長より大きくなっています。エクステントが 多すぎます。この状態は、同じジョブまたは異なるジョブによって以前に発行された DFS0842I メッセージ REASON=5 の結果である可能性があります。
- 10
- IEFDDSRV は、機能の実行に失敗しました。
- 11
- 割り振られる装置の数が矛盾しています。
- 12
- ジョブ・ファイル制御ブロック (JFCB) の再読み取りが失敗しました。
- 13
- ユーザー記述域 (UDA) SSI インターフェース・エラー。
- 14
- DCM は既に DD ダミーとしてオープンされています。
- 15
- これは OSAM オープン呼び出しではありません。
- 16
- DCB は既に MVS™ によってオープンされています。
- 17
- 無効なパラメーター。
- 18
- ジョブ・ファイル制御ブロック (JFCB) の読み取りエラー。
- 19
- 異常終了を伴わない、オープン障害。
- 1A
- OSAM データ・セットの最初のボリュームにおける DSCB 取得エラー。
- 1B
- OSAM データ・セットの全ボリュームに及ぶ拡張の構成エラー。OSAMDEB サブルーチンからの戻りコードは、レジスター 15 の 8 になります。
- 1C
- OSAM 入出力ルーチンの位置指定またはロードのエラー。
- 1D
- キャプチャーされた UCB の解放エラー。
- 1E
- 現行のボリューム DSCB TTR からディスク・アドレス MCCHHR への誤変換。
- 99
- DCB 異常終了出口に入りました。 メッセージ DFS0695I も表示されます。エラーの説明については、そのメッセージを 参照してください。
プログラマー応答: 示されているメジャーおよびマイナー理由コードを使用して、JCL エラーを訂正してください。
- B,40
- カップリング・ファシリティー (CF) 環境エラーが
発生しました。
プログラマー応答: IMS DFSERA10 ユーティリティーを使用し、IMS ログから X'67FD' レコードを選択して、エラーを正確に判別してください。このレコードには、理由コード RSNC=xxxxxxxx を持つ REQUEST=IXLCACHE マクロが含まれます。数値ストリング xxxxxxxx の最後の 4 桁が、真のエラー・コードです。例えば、理由コードが RSNC=0C170C19 である場合は、理由コード 0C19 を検索してください。理由コードの説明は、「z/OS® MVS プログラミング: シスプレックス・サービス解説書」を参照してください。
- B,yy
- DL/I OPEN/CLOSE が、バッファリング・サービスの DL/I バッファー・ハンドラーを呼び出しました。バッファー・ハンドラーがエラー標識を
戻しました。yy は、バッファー・ハンドラーによって PSTRTCDE で
戻された 16 進値です。
プログラマー応答: バッファー・ハンドラーの戻りコードについては、IMS の戻りコードおよび機能コード情報を参照してください。
- C,yy
- エラーが VSAM CLOSE によって検出されました。yy は、
VSAM ACB からの 16 進エラー・フィールドです。
プログラマー応答: VSAM CLOSE エラー・コードの説明を参照してください。
- E,yy
- DL/I OPEN/CLOSE が VSAM ERASE マクロを発行し、VSAM から戻されたエラー条件を
検出しました。物理 (入出力) エラーが発生した場合は、
エラーの種別を示すメッセージ DFS0731I または DFS0451I が
出され、yy は、VSAM によってレジスター 15 で
戻される 16 進値です。それ以外の場合、yy は、
VSAM によって戻される 16 進論理エラー・コードです。
プログラマー応答: VSAM 論理エラーおよび物理エラーの戻りコードの説明を参照してください。
- G,yy
- DL/I OPEN/CLOSE が VSAM GET マクロを発行し、VSAM から戻されたエラー条件を
検出しました。物理 (入出力) エラーが発生した場合は、
エラーの種別を示すメッセージ DFS0731I または DFS0451I が
出され、yy は、VSAM によってレジスター 15 で
戻される 16 進値です。それ以外の場合、yy は、
VSAM によって戻される 16 進論理エラー・コードです。
プログラマー応答: VSAM 論理エラーおよび物理エラーの戻りコードの説明を参照してください。
- I,01
- DBD からの相対キー位置が、
VSAM に対して定義された相対キー位置と
同じではありません。
プログラマー応答: VSAM に対して指定された相対キー位置を訂正して ください。VSAM に関して定義される正しい相対キー位置は、 DBD 生成からの出力リストで指定されます。
- I,02
- DBD からのキー長さが、VSAM に対して定義されたキー長さと
同じではありません。
プログラマー応答: VSAM に対して指定されたキー長さを訂正してください。VSAM に関して定義される正しいキー長さは、 DBD 生成からの出力リストで指定されます。
- I,03
- オープンの対象になるデータ・セット用の OSAM データベース区画に
関するレコード・サイズまたはブロック・サイズの大きさが不十分であり、
データベース内の最長セグメントに必要な IMS オーバーヘッドを加えた長さが収まりません。
プログラマー応答: VSAM に対して指定されたレコード・サイズを 訂正してください。OSAM データベース区画の場合は、ブロック・サイズを訂正して ください。VSAM に関して定義する正しいレコード・サイズは、 DBD 生成からの出力リストで指定されます。
- I,04
- オープンの対象になっている HD VSAM ESDS のレコード・サイズが、CI サイズよりも 7 バイト小さいとして VSAM に定義されていませんでした。HD VSAM ESDS データ・セットのレコード・サイズは、CI サイズよりも 7 バイト小さくする必要があります。
プログラマー応答: VSAM データ・セットを再定義して、レコード・サイズが CI サイズよりも 7 バイト小さくなるようにしてください。
- I,05
- ロードのためにオープンの対象になっている HS VSAM KSDS または ESDS のレコード・サイズ
が 2 の倍数ではありません。VSAM HS データ・セットのレコード・サイズは偶数である
必要があります。
プログラマー応答: VSAM に対して指定されたレコード・サイズを 訂正してください。
- I,06
- HSAM VSAM データ・セットのオープン時に、
ブロック・サイズが LRECL よりも小さいことが検出されました。ブロック・サイズは LRECL 以上である
必要があります。
プログラマー応答: VSAM に対して指定されたブロック・サイズを 訂正してください。
- I,07
- HS VSAM データベースが、KSDS レコード・サイズより短い ESDS レコード・サイズで
定義されています。
プログラマー応答: VSAM 定義を変更して、ESDS レコード・サイズが KSDS レコード・サイズ以上に なるようにしてください。
- I,08
- DD ステートメントがない VSAM データ・セットをオープンする試みがなされました。または、動的割り振りデータ・セットの場合、まだデータ・セットが割り振られていません。オープンされたデータ・セットに関連した DD 名が、メッセージに
示されています。
プログラマー応答: ジョブの JCL および DBD をチェックして、DD ステートメント要件を判別 してください。
システム・オペレーターの応答: UPDATE DB START(ACCESS) または /START DB コマンドを使用して、割り振り再試行を行います。
- I,09
- VSAM または OSAM DCB をオープンする試みがなされ、DD 名はすでにオープン・テーブルに
ありました。これは、データ・セットが現在 1 つのデータ管理ブロックの下でオープンされており、そのデータ・セットを別のデータ管理ブロックの下でもオープンしようとしたことを示しています。その原因は、同じ DD 名を参照する DBD が 2 つ存在することにあります。
2 つの DBD が同一 DD 名を参照することはできません。
プログラマー応答: 同じ DD 名を参照している 2 つの DBD を検出し、一方を 削除してください。正しい DBD を参照するように PSB を変更してから、PSB 生成ユーティリティーを実行してください。
- I,10
- VSAM ACB をオープンする試みがなされ、DD 名はすでにオープン・テーブルに
ありました。これは、データ・セットが現在 1 つのデータ管理ブロックの下でオープンされており、そのデータ・セットを別のデータ管理ブロックの下でもオープンしようとしたことを示しています。その原因は、同じ DD 名を参照する DBD が 2 つ存在することにあります。
2 つの DBD が同一 DD 名を参照することはできません。
プログラマー応答: 同じ DD 名を参照している 2 つの DBD を検出し、一方を除去してください。正しい DBD を参照するように PSB を変更してから、PSB 生成ユーティリティーを実行してください。
- I,11
- ISAM DCB または ISAM DCB に関連した OSAM DCB をオープンする試みが
なされました。IMS は、ISAM が含まれている組み合わせをサポートしません。
このコードは、HSAM データベースのロード処理時にも発行される場合があります。これは、現行の DCB で DCBE が欠落しているからです。
プログラマー応答: HISAM、または HIDAM 構造の索引データベースを、サポートされている VSAM 編成に 変換してください。
- I,12
- 指定されている VSAM 共用リソース・プールにある VSAM ACB をオープンする
試みがなされました。
十分な大きさのサブプールが共用リソース・プールに
ありませんでした。
IMS は、デフォルトの VSAM 共用リソース・プールを使用して VSAM ACB を再度オープンしようとしました。
プログラマー応答: このデータ・セット用の VSAM 共用リソース・プールがないか、VSRBF サブプール定義ステートメントを調べてください。このデータ・セットおよび KSDS 索引用として十分な大きさの サブプール・バッファー・サイズを定義してください。
- I,13
- システムは、追加の DD 名オープン・テーブルに関する GETMAIN 要求に応じられ
ませんでした。このエラーは、DCB のオープン中に
発生しました。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,14
- システムは、追加の DD 名オープン・テーブルに関する GETMAIN 要求に応じられ
ませんでした。このエラーは、ACB のオープン中に
発生しました。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,15
- HSAM または OSAM データ・セットの OPEN 処理中に、エラーが検出されました。IMS がデータベースについての DBRC 許可を取得しようとした時点では、データ・セットは割り振られていませんでした。
エラーの詳しい説明については、戻りコード I,16 を参照してください。
プログラマー応答: データ・セットの動的割り振りに誤りがあるか、割り振りプログラムまたは プロダクトに互換性がない場合は、/DBR コマンドを使用して、データベースを割り振り解除して ください。動的割り振り指定、またはプログラムやプロダクトを 訂正してから、データベースに対して UPDATE DB START(ACCESS) または /START を入力して ください。
- I,16
- VSAM データ・セットの OPEN 処理中に、エラーが検出されました。IMS がデータベースについての DBRC 許可を取得しようとした時点では、データ・セットは割り振られていませんでした。
後で、データ・セットがオープンされた時点で、割り振られました。これは次のいずれかの理由で
起こる可能性があります。
- データ・セットに関する動的割り振り指定に誤りがある。 データ・セットに関する DFSMDA TYPE=DATASET ステートメントが、異なるデータベースに 関する DFSMDA TYPE=DATABASE ステートメント内に組み込まれていました。 例えば、HIDAM データベースの索引に関する DFSMDA TYPE=DATASET ステートメント が、HIDAM データベースに関する DFSMDA TYPE=DATABASE ステートメント内に 組み込まれます。
- データ・セットに関する動的割り振り指定に誤りがある。 先行するメッセージ DFS2499W に、データベースに関する割り振り要求が無効であることが 示されています。例えば、データベースに関する MDA メンバーで 2 つのデータ・セットを指定します。JCL には、データ・セットの一方に関する DD ステートメントは組み込まれますが、 データ・セットのすべてが MDA メンバーに組み込まれるわけではありません。
- 互換性のない割り振りプログラムまたはプロダクトによって割り振りが実行され、 データベースの割り振りは、データベースに関する許可の後ではあったが、データベースの オープンの前に行われた。
プログラマー応答: エラーの原因が、データ・セットの動的割り振りの誤りにあった場合は、次のようにします。- /DBR コマンドを入力して、データベースを割り振りを解除する。
- 動的割り振り指定を訂正する。
- データベースに対して UPDATE DB START(ACCESS) または /START を入力する。
エラーの原因が、割り振りプログラムまたはプロダクトの非互換性にあった場合は、次のようにします。- /DBR コマンドを入力して、データベースを割り振りを解除する。
- プログラムまたはプロダクトを訂正する。
- データベースに対して UPDATE DB START(ACCESS) または /START を入力する。
- I,20
- 順次モードのためにオープンの対象になっている KSDS のレコード・サイズに
関する GETMAIN 要求に、システムが
応じられません。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,21
- HSAM データベースのブロック・サイズに関する GETMAIN 要求に、システムが
応じられません。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,22
- ロード処理のためにオープンの対象になっている ESDS データ・セットの
最初の CI を書き込むために使用する制御インターバル・サイズに関する GETMAIN 要求に、
システムが応じられません。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,23
- オープンの対象になっている ESDS のレコード・サイズに関する GETMAIN 要求に、システムが
応じられません。
このエリアは、データ・セットに関する終了 RBA が CA 境界上にないとき、現行 CA をフォーマット設定する
場合に使用されます。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,25
- 一時作業バッファーとして使用される KSDS のレコード・サイズに
関する GETMAIN 要求に、システムが
応じられません。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,26
- データベースに含まれるすべてのデータ・セットの DD 名を
入れるためのエリアに関する GETMAIN 要求に、システムが
応じられません。DD 名のリストを作成するための一時作業域は、
DBRC に登録されるデータベースの更新のためのオープン処理時に必要に
なります。
プログラマー応答: このステップに見合うようにアドレス・スペースを大きくして 指定してください。
- I,30
- 処理オプション L がある PCB に関連した VSAM データ・セットを
オープンする試みがなされ、そのデータ・セットが空ではありません。
プログラマー応答: 古いデータ・セットをスクラッチする場合は、VSAM AMS プログラムを使用して 削除してください。データ・セットをスクラッチしない場合は、処理オプションが L 以外 の PCB を使用してください。
- I, 31
- 処理オプションが L 以外の PCB に関連した VSAM データ・セットを オープンする試みがなされ、そのデータ・セットが 空でした。
- I,32
- VSAM KSDS データ・セットのオープンを試みている最中に、
索引 VSI にデータ VSI を加えた全長に、IMS NCB のサイズを
加えると、10 進数 255 (長さフィールドを含む) より大きくなることが判別されました。
この値は、通知中にメッセージ領域の長さとして
IRLM に渡されますが、IRLM に制限があるため、
10 進数 256 (長さフィールドを含む) より小である
必要があります。
プログラマー応答: キー範囲に関するクラスター定義をチェックしてください。 それぞれのキー範囲ごとに、索引 VSI のサイズが 10 進 32 バイトずつ 大きくなります。IMS は、VSAM キー範囲を使用したりサポートしたりしません。
- I,33
- DL/I オープン処理で、共用アクセスはデータ・セットに関しては
許容されていますが、アクセス方式サービス DEFINE で指定
された SHR オプションは、データ共用には適切でないことが
判別されました。メッセージ DFS050A が出されました。障害の詳しい説明については、
メッセージ DFS050A を参照してください。
プログラマー応答: メッセージ DFS050A を参照してください。
- I,34
- VSAM KSDS データ・セットのオープンを試みていたとき、
索引コンポーネントとデータ・コンポーネントのどちらかが
開きませんでした。
プログラマー応答: オープンの対象になっている DD ステートメントに関して指定されたデータ・セット名が、クラスターの各コンポーネントの 1 つのデータ・セット名ではなく、VSAM クラスターに関するデータ・セット名であるか検証してください。
- I,35
- データベースの更新のためのオープン処理中に、データベースに含まれているデータ・セットのすべてが DBRC に登録されるわけではないことが判別
されました。メッセージ DFS0484A が出され、登録されないデータ・セットのリストが
表示されていました。
プログラマー応答: メッセージ DFS0484A を参照してください。
- I,36
- VSAM KSDS データ・セットのオープンを試みている最中に、KSDS は IMS がサポートしない EXTENDED ADDRESSABILITY 属性を備えた SMS データ・セットであると判別されました。データ・セットが JCL で DD DUMMY として定義されている場合は、
拡張アドレス可能度に関するテストを完了することができず、それが原因で、このサブコードが示されます。
プログラマー応答: データ・セットは、IMS で使用するデータ・セットでは許されない EXTENDED ADDRESSABILITY を指定したデータ・クラスを使用して割り振られました。 データ・セットは、EXTENDED ADDRESSABILITY を指定しないデータ・クラスを使用して割り振る必要があります。
DD DUMMY の場合は、必要に応じてデータ・セット名を訂正するか除去してからジョブを再実行し、 拡張アドレス可能度の検査を進めてください。
- I,50
- 次のいずれかのエラーが発生しました。
- 十分な大きさのバッファーがある VSAM バッファー・サブプールがないため、オープンの対象に なっているデータ・セットに関連した制御インターバルが収まりません。
- DFSVSAMP DD ステートメントが欠落しています。
- 十分な大きさのバッファーがある OSAM バッファー・プールがないため、関連ブロックが 収まりません。
プログラマー応答: ステップを再実行してください。ただし、今回は、制御インターバル・ブロックを 入れられる十分な大きさのバッファー・サブプールを指定してください。
- I,51
- IMS は、ESDS 内の最後に使用されたレコードの RBA を、そのデータ・セットの最初の CI に保存します。 DL/I OPEN 時に、 この RBA がデータ・セットの最後の CI に入らなかったことが検出されました。
- I,52
- ランダム化ルーチン、副次索引データベース保守出口ルーチン、またはセグメント編集/圧縮出口ルーチンのロードまたは削除の最中に、IMS の IMODULE 機能が失敗しました。
プログラマー応答: メッセージ DFS0733I が発行され、障害の原因が 示されました。 メッセージ DFS0733I を参照してください。
- I,53
- HSAM データ・セットがオープンしませんでした。
プログラマー応答: 障害を起こす可能性のある理由については、DL/I 状況コード 情報の項の AI 状況コードの説明を参照してください。
- I,54
- HSAM データ・セットがオープンしませんでした。
プログラマー応答: 障害を起こす可能性のある理由については、DL/I 状況コード 情報の項の AI 状況コードの説明を参照してください。
問題判別のために、問題のボリュームの VTOC リストを 保管してください。
- I,55
- 以前に VERIFY 中に失敗したデータ・セットを、オープンする試みがなされました。データ・セットはオープンまたはクローズ できませんでした。
- I,56
- HSAM データベースを OPEN する試みが
なされました。データ・セットに関する DCB BLKSIZE は、JCL でもボリューム上のラベルでも示されていませんでした。したがって、結果的にブロック・サイズはゼロになります。
プログラマー応答: ジョブに関する JCL が正しく、データベースがロードされているか 確認してください。
問題判別のために、問題のボリュームの VTOC リストを 保管してください。
- I,57,Z
- VSAM のオープンおよび検査が HISAM または非固有副次索引 ESDS データ・ セットに関して行われた後で、拡張エラー・キュー・エレメント・ ブロック (EEQE) が存在していたため、データ・セットの終わりが 調整されました。VSAM SVC 109 が VSAM に通知するために出されたので、 VSAM が VSI 情報を調整できました。SVC がレジスター 15 でゼロ以外の戻りコードを 戻しました。メッセージの中のサブコード Z は、レジスター 15 で戻された 16 進エラー・サブコードです。
- コード
- 説明
- I,58
- 初期設定エラーがセグメント編集/圧縮出口ルーチンによって
検出されました。
プログラマー応答: メッセージ DFS0749I が発行され、障害の原因が示されました。メッセージ DFS0749I を参照してください。
- コード
- 説明
- I,60
- VSAM データ・セットにある CI サイズが DL/I でサポートされている最大 CI サイズで
ある 30720 を超えています。
プログラマー応答: 30720 以下の CI サイズを使用して、AMS 定義を再実行して ください。
- I,61
- VSAM または OSAM データ・セットのオープンを試みているとき、ロックが
獲得できませんでした。
問題を判別するには、異常終了 3303 を参照してください。
- I,62
- 間接リスト・データ・セット (ILDS) 内の相対キー位置がゼロではありません。
プログラマー応答: 間接リスト・データ・セット (ILDS) に関する VSAM クラスター定義で、相対キー位置を ZERO として 定義してください。
- I,63
- 間接リスト・データ・セット (ILDS) 内のレコード長が正しくありません。
プログラマー応答: 間接リスト・データ・セット (ILDS) に関する VSAM クラスター定義で、 レコード長を 50 として定義してください。
- I,64
- 間接リスト・データ・セット (ILDS) 内のキーの長さが正しくありません。
プログラマー応答: 間接リスト・データ・セット (ILDS) に関する VSAM クラスター定義で、キーの長さを 9 として定義してください。
- I,65
- データ・セット内の区画 ID が、オープンの対象となっている区画 ID と一致しません。
プログラマー応答: データ・セットの名前を訂正して、区画 ID と一致するように してください。
- I,66
- データベースが区分に変更されてから、PSB の ACBGEN が
実行されていません。
プログラマー応答: 適切な ACBGEN を実行してください。STATUSAI がアプリケーションに戻されます。これを使用して、アプリケーションで 使用している PSB、およびその PSB が生成されている ACB を検索して ください。また、ジョブの JCL をのぞいて、どの ACB ライブラリーに対して実行中かを 判別できます。
- I,67
- ESDS データベースのデータ・クラスター上で、フリー・スペースが
定義されています。ESDS データベースにはフリー・スペースは
定義できません。
プログラマー応答: データ・クラスター定義からフリー・スペースを 除去してください。
- I,68
- VSAM 出力データ・セットの最初の CI のフォーマット設定時に、OLR の初期処理中にエラーが検出されました。
プログラマー応答: 出力データ・セットをスクラッチおよび再割り振りしてください。
- I,70
- PSB 生成時に PCB の SENSEG ステートメントの INDICES パラメーターに無効な索引が定義されています。
プログラマー応答: 該当の PCB の SENSEG ステートメントの INDICES パラメーターに指定された INDEX 名を訂正します。
- I,71
- OSAM データ・セットのクローズ処理中に、エラーが検出されました。入出力エラーが検出されました。
メッセージ内のサブコード z は、モジュール DFSAOSF0 によってフィールド名 DCBWRK1 の最終バイト (バイトナンバー 4) で戻される、16 進エラー・サブコードです。
- Z 値(16 進数)
- 意味
- 01
- ボリューム・エクステントのクローズ処理中に、エラーが発生しました。OSPLIT サブルーチンからの戻りコードは、レジスター 15 の 4 です。
- 02
- OSAM データ拡張ブロック (DEB) から MVS DEB への変換中にエラーが発生しました。OSDEB サブルーチンからの戻りコードは、レジスター 15 の 4 です。
- 03
- DCB は既にクローズ中です。
- 04
- DEB/DCB 検証チェックが失敗しました。
- 05
- ボリューム・エクステントのクローズ処理中に、エラーが発生しました。OSPLIT サブルーチンからの戻りコードは、レジスター 15 の 8 です。
- 06
- OSAM データ拡張ブロック (DEB) から MVS DEB への変換中にエラーが発生しました。OSDEB サブルーチンからの戻りコードは、レジスター 15 の 8 です。
- 07
- DCB 拡張域の解放エラー。
- 99
- DCB 異常終了出口に入りました。 メッセージ DFS0695I も表示されます。エラーの説明については、そのメッセージを 参照してください。
プログラマー応答: 入出力エラーの前に出されたメッセージを確認してください (DFS0762I および DFS0451I である可能性が高い)。障害を修正します。
- I,71
- OSAM データ・セットのクローズ処理中に、エラーが検出されました。入出力エラーが検出されました。
プログラマー応答: 入出力エラーの前に出されたメッセージを確認してください (DFS0762I および DFS0451I である可能性が高い)。障害を修正します。
- O,yy
- VSAM OPEN がエラーを検出しました。yy は、
VSAM ACB からの 16 進エラー・フィールドです。
プログラマー応答: yy が DC であり、データベースが VSAM KSDS として編成されている場合は、LISTCAT コマンドを実行して、VSAM カタログから報告書を取得してください。インストール・バッファー・プールが DFSVSAMP データ・セットでバッチ・ジョブ用に、または DFSVSMxx メンバーでオンライン・システム用に定義されている索引コンポーネント・データ・セットの CISIZE を検討します。 インストールで指定された CI が少なくとも LISTCAT からの CISIZE と同じ大きさであるか検証してください。
VSAM OPEN エラー・コードの説明を参照してください。
- P,yy
- DL/I OPEN/CLOSE が VSAM PUT マクロを発行し、VSAM から戻されたエラー条件を
検出しました。物理 (入出力) エラーが発生した場合は、
エラーの種別を示すメッセージ DFS0731I または DFS0451I が
出され、yy は、VSAM によってレジスター 15 で
戻される 16 進値です。それ以外の場合、yy は、
VSAM によって戻される 16 進論理エラー・コードです。
プログラマー応答: VSAM 論理エラーおよび物理エラーの戻りコードの説明を参照してください。
- R,01
- データベース dbdname が開けませんでした。その理由は、ご使用のシステムのセキュリティー製品が IMS に対して、必要なレベルで ddname の VSAM データ・セットにアクセスすることを許可しなかったからです。
特定の原因またはエラーについては、dbdname および ddname に関するメッセージ DFS0735I-R01 で説明されて
います。
プログラマーの応答: 問題判別については、メッセージ DFS0735I を参照してください。
- R,02
- データベース dbdname をオープンできませんでした。IMS が ddname 用のデータ・セット・アソシエーション・ブロック (DSAB) にアクセスできなかったからです。
特定の原因またはエラーについては、dbdname および ddname に関するメッセージ DFS0735I-R02 で説明されて
います。
プログラマーの応答: 問題判別については、メッセージ DFS0735I を参照してください。
- R,03
- データベース dbdname がオープンできませんでした。
DFP カタログ管理機能が VSAM データ・セットに関するカタログにアクセスしていて、
エラーを検出したからです。特定の原因またはエラーについては、dbdname および ddname に関するメッセージ DFS0735I-R03 で説明されて
います。
プログラマーの応答: 問題判別については、メッセージ DFS0735I を参照してください。
- S,yy
- DL/I OPEN/CLOSE は、VSAM SHOWCB マクロを
発行し、ゼロ以外の、エラー条件を示す戻りコードを
戻されました。yy は VSAM によってレジスター 0 で戻され、エラーの種別を
示す 16 進値です。
プログラマー応答: VSAM 論理エラーおよび物理エラーの戻りコードの説明を参照してください。
- V,yy
- DL/I OPEN/CLOSE が VSAM VERIFY マクロを発行し、VSAM から戻された
エラー条件を検出しました。物理 (入出力) エラーが発生した場合は、
エラーの種別を示すメッセージ DFS0731I または DFS0451I が
出され、yy は、VSAM によってレジスター 15 で
戻される 16 進値です。それ以外の場合、yy は、
VSAM によって戻される 16 進論理エラー・コードです。
プログラマー応答: VSAM 論理エラーおよび物理エラーの戻りコードの説明を参照してください。
システムの処置
IMS がエラー・メッセージを出します。
DL/I 呼び出しの処理は終了し、 状況コード AI が PCB で戻されます。 さらに、メッセージの ddname は、セグメント名に 保管されます。