WindowsデバイスにOfficeをインストールするための設定ファイルの作成
Office を Windows デバイスにインストールするために作成する構成ファイルには、一連のカスタマイズ可能なダウンロード設定、インストール設定、および削除設定が含まれています。
このタスクについて
この手順に含まれているのは、Office XML 構成ファイル用に構成する共通設定です。 Microsoft Office カスタマイズ ツールを使用して Office XML 構成ファイルを生成します。このファイルを使用することで Office をデバイスに展開できます。
手順
- Microsoft Office カスタマイズツール ( https://config.office.com/) にアクセスします。 Office カスタマイズツールについて詳しくは、Microsoft のサイト ( https://docs.microsoft.com/en-us/DeployOffice/overview-of-the-office-customization-tool-for-click-to-run) を参照してください。
- 必要に応じて 「デプロイメント設定 (Deployment settings)」 を構成します。デバイス上に既存の XML 構成ファイルを使用するには、「インポート」オプションを選択します。デバイス上の既存の構成をすべてクリアしてから、構成ファイルを最初から作成するには、「リセット」オプションを選択します。
- 「製品およびリリース」を選択します。
製品とリリース 説明 アーキテクチャー 展開するアーキテクチャー (32 ビット、64 ビットなど) を選択します。 製品 - インストールする Office 製品 (Office 365 ProPlus、Office 365 Business、Office Professional Plus 2019 - ボリューム ライセンス、Office Standard 2019 - ボリューム ライセンス など) を選択します。
- Visio のバージョンについては、Visio 製品のボリューム・ライセンスを選択します。 例えば、Visio ボリューム・ライセンスの交付を受けたバージョンの有効な値は、Visio Standard 2016 Volume License、Visio Professional 2016 Volume License、Visio Standard 2019 Volume License、または Visio Professional 2019 Volume License です。
- Project のバージョンについては、Project 製品のボリューム・ライセンスを選択します。 例えば、Project ボリューム・ライセンスの有効な値は、Project Online Desktop Client、Project Standard 2016 Volume License、Project Professional 2016 Volume License、Project Standard 2019 Volume License、または Project Professional 2019 Volume License です。
- デプロイ (展開) する追加の製品 (言語パックまたは Office 365 Access Runtime など) を選択します。
- デフォルトでは、選択した Office Suite に含まれているすべてのアプリがインストールされます。 一部のアプリ (Access、Excel、Word、PowerPoint、Publisher など) をデプロイ/展開に組み込んだり、除外したりすることができます。
チャネルの更新 更新のインストールおよび受信に使用する更新チャネルを選択します。 更新チャネルは、新しい Office 機能で Windows デバイスを更新する頻度を決定します。 - デバイス上の機能を更新するタイミングとして、月次または半年のチャネルを選択します。
- デバイスにデプロイ/展開する更新チャネルのバージョンを選択します。
- Next(次へ)をクリックし、以下の Language(言語) 設定を行う。
言語設定 説明 1 次言語 デバイスにインストールする Office 製品で使用する言語を選択します。 デバイスのオペレーティング・システムと一致する言語を選択します。 追加の言語 デバイスにデプロイ/展開する追加言語があれば (言語パックから) すべて選択し、言語パック全体、言語パックの一部、または文章校正ツールをそれぞれ含めるかどうかを選択します。 - Next(次へ)をクリックし、以下のインストールオプションを設定します。
インストール・オプション 説明 Office の展開元 (Where do you want to deploy Office from?) デプロイ/展開する Office インストール・ファイルの場所を選択します。 Office カスタマイズ ツールのソース・パスを指定しない場合、デプロイ/展開ツールによって Office カスタマイズ ツールが配置されたフォルダー内でインストール・ファイルが検索されます。 デプロイ/展開ツールで Office インストール・ファイルを検出できない場合、 Office Content Delivery Network (CDN) を使用してインストール・ファイルが取得されます。
以下のいずれかのデプロイメント・オプションを選択します。
- Office Content Delivery Network (CDN): Office Content Delivery Network (CDN) から直接 Office をダウンロードしてインストールします。 この設定は、インターネット接続および使用可能なネットワーク帯域幅によって異なります。
- ローカル ソース: ネットワーク・パス、ローカル・パス、または HTTP パスなどのソース・パスから Office をデプロイ/展開します。 必要に応じて、欠落している言語がある場合に備えて、「Office Content Delivery Network (CDN)」を選択します。
構成マネージャー 以下のインストール構成設定を管理します。 - インストールをユーザーに表示する (Show installation to user): Office 構成のインストール画面をユーザーに表示する場合は、この設定を有効にします。ユーザーに通知せずに Office 構成をサイレント・インストールするには、この設定を無効にします。
- タスク バーにアイコンをピン留めする (Pin icons to Taskbar): タスク バーへのアイコンのピン留め/ピン留めを解除を切り替えます。
- ロギング: ログ・ファイルをユーザーに表示するかどうかを指定します。
- ログ・ファイルの保存場所 (Save log file to): ログ・ファイルの保存先にするネットワーク・パス、ローカル・パス、または HTTP パスです。
- 次へ(Next)] をクリックし、以下のアップデートとアップグレードのオプションを設定します。
更新オプション 説明 更新プログラムのデプロイ/展開元 (Where do you want to deploy updates from?) Office 構成の更新のデプロイ元/展開元の場所です。 デフォルト設定では、インターネット上の Office コンテンツ配信ネットワーク (CDN) から直接更新を受信します。 これは、管理者の労力が最小限で済む、推奨オプションです。
注意: インターネットに接続されていないコンピューターを更新するには、ローカル・ネットワーク上の共有フォルダーから更新を受信するように Office を指定できます。 更新を Office CDN からダウンロードし、それらの更新を共有フォルダーにコピーする必要があります。
- Office コンテンツ配信ネットワーク (CDN) (Office Content Delivery Network (CDN)): Office コンテンツ配信ネットワーク (CDN) から直接 Office の更新をダウンロードしてインストールします。
- ローカル ソース: ネットワーク・パス、ローカル・パス、または HTTP パスなどのソース・パスから Office の更新を展開します。
- 構成マネージャー: インストール・オプションで構成されている設定を使用します。
更新の自動検査 Office の更新を確認し、構成マネージャーの設定に従って更新をインストールします。 アップグレードのオプション 説明 MSI 版の Office はすべてアンインストールする (Visio や Project も含む) (Uninstall any MSI versions of Office, including Visio and Project) デバイスに既にインストールされている、以前の MSI 版の Office (Visio および Project を含む) をアンインストールします。 MSI バージョンの Office のアンインストールについて詳しくは、「 https://docs.microsoft.com/en-us/deployoffice/upgrade-from-msi-version」を参照してください。
MSI 版の Office をアンインストールした場合に同じ言語をインストールする (For removed MSI versions of Office, install the same languages) MSI 版の Office をアンインストールした場合に同じ言語をインストールするかどうかを選択します。 - Next(次へ)をクリックし、以下の Licensing(ライセンス)とActivation(アクティベーション)の設定を行います。
ライセンスとアクティブ化の設定 説明 KMS クライアント鍵 KMS (キー管理サービス) をアクティブ化する場合、プロダクト キーの入力は不要です。 マルチ ライセンス認証キー (MAK) マルチ・ライセンス認証キー (MAK) をアクティブ化するために使用するプロダクト キー。 有効な 25 文字のボリューム・ライセンス・キーをスペースなしで入力してください。 注意: このプロダクト・キー設定は、ボリューム・ライセンスの交付を受けた製品およびスイートのみに適用されます。
EULA に自動的に同意する 使用許諾契約書の証明書を自動的に受け入れます。 共有コンピューターのライセンス認証 Windowsデバイス上のコンピュータの共有を許可する。 この設定を有効にした場合は、ライセンス・トークンのローミングを許可するかどうかを選択し、トークンへのパスを入力します。 - Nextをクリックし、以下の General 設定を行う。
全般設定 説明 組織名 構成ファイル内での組織名またはユーザー・グループに関する詳細。 説明 組織またはユーザー・グループの構成についての説明。 - オプション: 「次へ」をクリックし、 アプリケーション設定を構成します。 「表示対象 (Show only)」にリストされているアプリから選択し、デバイスにアプリをインストールする、またはデバイスからアプリをアンインストールするための設定を行います。
- 「製品およびリリース」を選択します。
- 「終了」をクリックします。 構成設定を確認し、必要に応じて設定を更新します。
- 構成を XML ファイルにエクスポートするには、 「エクスポート」 をクリックします。
- ご使用条件の条項に同意し、意味のある構成ファイル名を入力して、 「エクスポート」をクリックします。
結果
Office XML設定ファイルはWindowsデバイスに保存されます。
例

次に実行するタスク
- ポリシー・ファイル・ワークフローを使用して、新規構成ファイルを MaaS360 ポータルにアップロードします。 XMLファイルのコンテンツのアップロードの詳細については、ポリシーファイルをIBM MaaS360ポータルにアップロードするを参照してください。
- Windows デバイスに Office をインストールするための構成ファイルの作成 」の手順を使用して、既存の構成ファイルから既存の Office 365 Suite 構成ファイルを追加または更新します。
- MaaS360 Portal の Manage Windows Devices アクションを使用して、デバイスグループから Office 構成を展開および削除します。 このアクションの使用方法の詳細については、IBMMaaS360ポータルでデバイスグループを管理するを参照してください。