保護対象のユーザー名とパスワードの管理

保護対象サイトでパスワードを保護するという Rapport の提案を受け入れると、Rapport は、そのパスワードだけでなく、その後に当該サイトで使用したパスワードも保護します。Rapport は、各ウェブ・サイトでパスワードを保護するのかしないかの選択を記憶します。パスワード保護キャッシュをクリアしない限り、当該サイトにアクセスしたときにパスワードを保護するように再度提案することはありません。Rapport コンソールで、Rapport によるパスワード保護が現在有効になっているウェブ・サイトが示されます。必要に応じて、保護されている任意のウェブ・サイトのパスワード保護を無効にすることができます。パスワード保護キャッシュをクリアすることもできます。これにより、すべてのパスワード保護とパスワード保護の選択決定がクリアされます。

注: 一部の IBM のスポンサー企業のウェブ・サイトでは、Rapport はユーザー名とパスワードを保護します。 Rapport コンソールでは、ウェブ・サイトごとのユーザー名保護ポリシーも示されます。Rapport によって保護されるすべてのパスワードは、片方向でハッシュされ、デバイスに対してローカルに保持されます。つまり、IBM には送信されません。

保護対象ウェブ・サイトのパスワード保護を無効にするには、以下のようにします。

手順

  1. Rapport コンソールを開く方法
  2. ダッシュボードで、コンソールの矢印 をクリックします。2 番目のダッシュボード画面が表示されます。
  3. 「Security Policy」エリアの「Edit Policy」をクリックします。「User Approval」画面が表示されます。この画面では、金融マルウェアがコンソールにアクセスして、事実上 Rapport を無効にしてしまうことを防止するためにユーザーが入力する単語のイメージが表示されます。
  4. イメージに表示されている文字を入力します。

    「OK」をクリックします。「Security Policy」画面が表示され、すべてのセキュリティー管理が示されます。

  5. 「Warn When Login Information is Used in Unknown Websites」が見つかるまでセキュリティー管理のリストをスクロールダウンします。
  6. 「Warn When Login Information is Used in Unknown Websites」をクリックします。各ウェブ・サイトのユーザー名とパスワードの保護ポリシーが表示されます。
  7. パスワード保護を無効にするウェブ・サイトの「Warn if password is used elsewhere」チェック・ボックスをクリアします。

    Rapport は、そのウェブ・サイトのパスワードを保護しなくなります。

    注: 「Clear Cache」をクリックすると、すべてのパスワード保護がクリアされ、すべてのパスワード保護ポリシーがリセットされるため、Rapport は、各ウェブ・サイトに次回アクセスしたときに再びパスワード保護の提案を表示するようになります。
  8. 「Save」をクリックします。変更が保存されます。