オブジェクトの使用

SQL ステートメントを実行すると、表や索引など様々なデータベース・オブジェクトが使用されます。ステートメントがアクセスするデータベース・オブジェクトや、ステートメントがどのように影響を及ぼすのかを把握すると、モニターやパフォーマンス調整のターゲットを識別するのに役立ちます。

以下の表には、データベース・オブジェクトとステートメントの関係を調べるために使用できるエンティティーが示されています。
表 1. オブジェクトの使用法を識別する手段
メカニズム 定義 使用法
使用リスト 使用リストは、 特定の表または索引を参照する各 DML ステートメント・セクションを記録し、 セクションの実行時にセクションに関する統計をキャプチャーするデータベース・オブジェクトです。 表または索引に影響を及ぼしたステートメントを識別します。データベース・オブジェクトのモニター時にメトリックで異常な値に気付く場合、使用リストを用いて、そのメトリックに関係する特定のステートメントを判別します。また、オブジェクトに影響を及ぼした各ステートメントの統計も表示できます。
実行時統計が含まれるセクション Explain セクション Explain とは、SQL ステートメントでオプティマイザーが選択するアクセス・プランについての一連の情報のことです。 Explain の一部としてセクション actuals をキャプチャーできます。セクション actuals とは、 セクションを実行したときに収集されるランタイムの統計のことです。 ステートメントが影響を及ぼす表または索引を識別します。表または索引ごとに統計を表示し、それらの統計を使用して、ステートメントが各オブジェクトに及ぼす影響や、調整が必要な場所を判別できます。

使用リスト、または実行時統計を持つセクション Explain の情報を、パフォーマンス調整用のベースライン・データとして使用できます。ステートメントまたはデータベース構成パラメーターにおける調整を行う前に、オブジェクトの使用に関する情報を収集してください。 調整後もう一度情報を収集し、調整によってパフォーマンスが改善されたことを検証します。