ヒープ・ダンプについて

ヒープ・ダンプとは、Java™ プロセスのメモリーのスナップショットです。

このスナップショットには、スナップショットがトリガーされたときにヒープ内にあった Java オブジェクトとクラスの情報が含まれています。 このデータはさまざまなフォーマットで保存されるため、提供される情報にいくつかの相違がある場合があります。 通常、フル・ガーベッジ・コレクションはヒープ・ダンプが書き込まれる前にトリガーされるため、ダンプには、ヒープ内の残りのオブジェクトについての情報が含まれます。

Memory Analyzer は、さまざまなプラットフォームで提供される HPROF バイナリー・ヒープ・ダンプ、IBM® システム・ダンプ、および IBM ポータブル・ヒープ・ダンプ (PHD) を処理します。 サポートされるダンプ・ファイルのタイプを参照してください。

ヒープ・ダンプに含まれる標準的な情報は、以下に示すヒープ・ダンプのタイプによって異なります。
すべてのオブジェクト
クラス、フィールド、プリミティブ値、および参照。
すべてのクラス
クラス・ローダー、名前、スーパークラス、および静的フィールド。
ガーベッジ・コレクションのルート
JVM によって到達可能に定義されたオブジェクト。
スレッド・スタック、およびローカル変数
スナップショットを取った時点のスレッドの呼び出しスタック、およびローカル・オブジェクトに関するフレーム単位の情報。

ヒープ・ダンプには割り振り情報は含まれないため、オブジェクトが何によって作成されたか、またはオブジェクトがどこで作成されたかは確認できません。



© Copyright IBM Corporation 2011, 2015.
© Copyright 2008, 2015 SAP AG and others. 本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。詳しくは、http://www.eclipse.org を参照してください。