しきい値のチューニング
システム・リソースを大量に要求する一方、大きな利益をもたらすデータ収集項目については、収集を調整するか、または異なる収集方式を使用できます。
一部の製品またはサブシステムでは、複数の方式を使用して同じシチュエーションを検出することができます。 すべての方式で、同じシステム・リソース量が必要になるわけではありません。
IBM® Tivoli® OMEGAMON® はブール・ロジックを使用するため、さらに多くの方式で複雑なシチュエーションを検出することができます。例えば、重要なアプリケーションで、直接アクセス・ストレージ・デバイス (DASD) の応答時間の低下が問題になっているとします。 応答時間低下の原因は、そのボリュームに、他の z/OS®パーティション上にある複数のアプリケーションが頻繁にアクセスしているためです。 DASD 応答時間を改善するために、さまざまなデータ収集設定の適用範囲および頻度を調整します。
IBM Tivoli OMEGAMON II では、しきい値に表示ライトを使用し、通常は、しきい値の各グループに 1 つの間隔だけを指定します。 IBM OMEGAMON XE では、 警告しきい値およびクリティカルしきい値などのしきい値ごとに異なる間隔を指定できます。IBM OMEGAMON では、ユーザーがシステム・リソースに対する要求を削減できるように、より詳細な制御とより高い柔軟性を提供します。