区分化表の制限
区分化表を使用する際には、以下の制限に注意してください。
区分化表に対する参照制約は許可されますが、親キー索引は非区分化索引でなければなりません。
区分化表に対する基本キー制約が追加された後、 除去された場合には、基本キー索引もまた除去されます。
基本キー制約が区分化表に追加された後、 ユーザーによって削除された場合には、 ユーザーは表のキーを保持することができません。
既存の非区分化表に基本キー制約が存在しないものの、 表にキーが設定されている場合には、 表が区分化表に変更されるときにキーが削除されます。
DB2® マルチシステム
のファイル (分散表) は複数
システム
の間ですでに区分化されているため、単一システム上の複数のメンバーに区分化することはできません。
区分化表がジャーナル処理済みである場合は、行を他の区画に移動するように区分化キーを更新することができます。
区分化キーの数は 120 に制限されています。
すべての SQL 相対レコード処理は、
DB2 マルチシステム
・サポートと同様に行われます。相対レコード番号は、表全体ではなく、 個々の区画ごとに決定されます。 たとえば、レコード 27 に対する読み取りは、 それぞれの区画のレコード 27 を読み取ることを意味します。 それぞれの区画に固有のレコード 27 が存在し、 すべて異なるレコードである可能性があります。
区分化キー列のデータ・タイプには、いくつかの制限があります。 範囲による区分化の場合、 表の区分化に使用される列のデータ・タイプを BLOB、CLOB、DBCLOB、DATALINK、浮動小数点タイプ、 またはこれらのタイプに基づく特殊タイプにすることはできません。 ハッシュ区分化の場合、 区分化キーに含まれる列のデータ・タイプを LOB、DATE、TIME、 TIMESTAMP、浮動小数点タイプ、 またはこれらのいずれかに基づく特殊タイプにすることはできません。
区分化表のすべての区画を処理するには、 以下の CL コマンドを使用するアプリケーションを変更して、
Member *ALL
を使用するようにしなければなりません。
物理ファイル・メンバーのクリア (CLRPFM)
インポート・ファイルからのコピー (CPYFRMIMPF)
インポート・ファイルへのコピー (CPYTOIMPF)
ネットワーク・ファイルの削除 (DLTNETF)
QUERY ファイルのオープン (OPNQRYF)
QUERY の実行 (RUNQRY)
オブジェクト・ロックの処理 (WRKOBJLCK)
ジャーナル処理済み変更適用 (APYJRNCHG)
ジャーナル処理済み変更適用拡張 (APYJRNCHGX)
ジャーナルの表示 (DSPJRN)
ジャーナル項目の受信 (RCVJRNE)
ジャーナル処理済み変更の除去 (RMVJRNCHG)
ジャーナル項目の検索 (RTVJRNE)
オブジェクトの復元 (RSTOBJ)
オブジェクトの保管 (SAVOBJ)
オブジェクトの保管と復元 (SAVRSTOBJ)
親トピック:
区分化表