LNKLST データ・セットのカタログ

LNKLST 連結内のデータ・セットは、システム・マスター・カタログかユーザ ー・カタログのいずれかにカタログする必要があります。

カタログ式データ・セットは、「z/OS DFSMS Managing Catalogsz/OS DFSMS Managing Catalogs」に概説されているとおりに、標準検索順序を使用して定義する必要があります。標準検索順序と異なっていると、LNKLST 処理時にデータ・セットが検出されなくなる可能性があります。

IPL 中に処理された LNKLST データ・セットは、マスター・カタログにカタ ログするか、そのボリューム通し番号を指定しなければなりません。

注: ボリューム指定の目的は、カタログされていないデータ・セットを LNKLST によって管理することではありません。ユー ザーのカタログ・データ・セットは LNKLST に置くように設計されています。IPL 時の LNKLST の処理中には、ユーザー・カタログのサポートは使用できないので、データ・セットがどこにあるのかを LNKLST 処理が認識できるように、ボリュームを指定する必要があります。ボリュームを指定すると 、LNKLST 処理はデータ・セットを求めてマスター・カタログを検索すること はしません。

LNKLST データ・セットをシステム・マスター・カタログにカタログした場合 には、システムは IPL 時に自動的にそのデータ・セットを検出します。

ユーザー・カタログの使用を計画している場合には、データ・セットの名前とデータ・セットが常駐する DASD ボリュームのボリューム通し番号 (VOLSER) の両方を指定しなければ、システムはデータ・セットを検出しないことに留意する必要があります。(この制約事項は 、LNKLST 連結を LNKLSTxx 内に定義する場合にも適用されます。)

また、システムは LNKLST データ・セットの探索時に OS CVOL については探 索を行わないので注意してください。