Sametime と SharePoint Server との統合のセットアップ

SharePoint Server 上のテンプレートファイルを変更することにより、the Microsoft Office SharePoint Server との IBM® Sametime® 統合をセットアップします。

始める前に

完全な SharePoint サーバーを使用すると、SharePoint との Sametime 統合において最良の結果が得られます。大部分のお客様には、完全なサーバーにより、My Site や Colleague Tracker などのページに組み込まれた在席確認が提供されます。独自のページを開発予定の場合、または既に独自のページをお待ちの場合は、SharePoint への在籍確認 (プレゼンス) の追加に関する Microsoft SharePoint の説明に従ってください。SharePoint で Sametime の在籍確認を提供するために、このトピックのステップ 1 にある技術情報のリンクから JavaScript スクリプトがダウンロードできるようになっています。

Office SharePoint との Sametime 統合をセットアップするための以下のサーバー要件を満たしていることを確認してください。
  • Microsoft SharePoint Server 2007 またはより最新
  • ライブネームを含む Web ページ。ライブネームの Web ページがない場合は、Microsoft の説明を参照してください。My Site の Colleague Tracker の SharePoint Server 2007 で例があります。
  • Microsoft Active Directory
  • 以下の構成が行われた IBM Sametime Community Server
    • Active Directory LDAP を使用するように構成
    • (通常、他の検索属性に加えて) SMTP メールアドレスを解決するように構成
Office SharePoint との Sametime 統合をセットアップするための以下のクライアント要件を満たしていることを確認してください。
  • IBM Sametime Connect クライアント
  • Internet Explorer
  • (オプション) Outlook 固有の一部のメニュー機能には Microsoft Outlook 2007 以降が必要

このタスクについて

SharePoint Server をセットアップするには、SharePoint Server 上のテンプレートファイルを変更する必要があります。以下のステップを実行すると、在籍確認の統合のために SharePoint Server がセットアップされます。この統合は Microsoft ライブネームに置き換わるものであるため、ライブネームを使用できなくなります。

手順

  1. 技術情報「Sametime SharePoint 2013 Integration」を開きます。

    Sametime SharePoint 2013 技術情報には、Sametime SharePoint 2013 統合のフィックスへのリンクが含まれています。

  2. SharePoint 2013 と Sametime との統合用の修正をダウンロードします。技術情報の『Content』セクションのダウンロードリンクを使用してください。このフィックスには、一連の説明と、SharePoint Server 上の元の JavaScript ファイルを編集するためのコードが含まれています。
  3. ステップ 4 からの以下の説明に従うか、ダウンロードしたフィックスに含まれる説明を使用して、Sametime と SharePoint との統合をセットアップします。
  4. images.zip ファイルを unzip します。
  5. SharePoint Server で、以下のフォルダを見つけます。

    COMMON FILES¥Microsoft¥Shared¥web server extensions¥VersionId¥TEMPLATE¥

    例: C:¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥web server extensions¥VersionId¥TEMPLATE¥
  6. images.zip ファイルから unzip したファイルを images サブフォルダにコピーします。
  7. セットアップする SharePoint のバージョンに合った以下のステップを完了します。
    1. SharePoint 2007 と 2010

      COMMON FILES¥Microsoft Shared¥web server extensions¥VersionId¥TEMPLATE¥LAYOUTS¥LangId フォルダを開きます。

      例: C:¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥web server extensions¥VersionId¥TEMPLATE¥LAYOUTS¥1033

    2. SharePoint 2013

      COMMON FILES¥Microsoft Shared¥web server extensions¥VersionId¥TEMPLATE¥LAYOUTS フォルダを開きます。

      例: C:¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥web server extensions¥VersionId¥TEMPLATE¥LAYOUTS

  8. セットアップする SharePoint のバージョンに合った以下のステップを完了します。
    1. SharePoint 2007 と 2010

      Init.js と OWS.js ファイルをバックアップします。

    2. SharePoint 2013

      Init.js、OWS.js、Portal.js ファイルをバックアップします。

  9. オリジナルの .JS ファイルを編集用に開きます。
  10. ステップ 1 で unzip したファイルには、以下のファイルが含まれています。
    • SharePoint2007.js
    • SharePoint2010.js
    • SharePoint2013.js

    各ファイルには、SharePoint Server で置き換えられる、対応するバージョンの SharePoint Server の関数が含まれています。

  11. ステップ 7 にリストされている SharePoint*.js ファイルの各関数について、Init.js ファイルおよび OWS.js ファイルで対応する関数を見つけます。 元のバージョンの関数を SharePoint*.js ファイルの内容で置き換えます。
    注: 関数全体を上書きしたくない場合は、スクリプトの変更部分を // Start........ と // ........End で囲みます。
  12. IMNRC 関数を見つけ、1 を 0 で置換することで以下の割り当てを変更します。 
    if (typeof(IMNDictionaryObj[id])=="undefined")
	{
		IMNDictionaryObj[id]=0;
	}replacing 1 with 0
  13. 関数に以下の行を追加します。 
    if (fFirst)
		{
			var objRet=IMNGetOOUILocation(obj);
			objSpan=objRet.objSpan;
			if (objSpan)
			{
				objSpan.onmouseover=IMNShowOOUIMouse;
				objSpan.onfocusin=IMNShowOOUIKyb;
				objSpan.onmouseout=IMNHideOOUI;
				objSpan.onfocusout=IMNHideOOUI;
				objSpan.tabIndex=0;
			}
		}
  14. IMNIsOnlineState 関数を見つけ、1 を 0 で置換します。 
    function IMNIsOnlineState(state){
	if (state==0)
	{
			return false;
	}
	return true;
}
  15. SharePoint 2013 の場合のみ、Portal.js ファイルで MySite_Person_addIMPawn 関数を見つけ、その関数を SharePoint2013.js ファイル内の同じ関数で置き換えます。
  16. .js ファイルを保存して閉じます。
  17. SharePoint Server サーバーを再起動します。