cur_commit - currently committed 構成パラメーター

このパラメーターは、行オーガナイズ表に対するカーソル固定 (CS) スキャンの動作を制御します。

構成タイプ
データベース
パラメーター・タイプ
  • 構成可能
  • Db2® pureScale® 環境のメンバーにより構成可能
デフォルト [範囲]
ON [ON, AVAILABLE, DISABLED]

新規データベースの場合、デフォルトは ON に設定されます。 デフォルトが ON に設定されると、照会はサブミットされた時点のデータの現在コミット済みの値を返します。

V9.5 以前からのデータベース・アップグレード時には、それまでのリリースと同じ動作を維持するために cur_commit 構成パラメーターが DISABLED に設定されます。 カーソル固定スキャン時に currently committed を使用する場合は、アップグレード後に cur_commit 構成パラメーターを ON に設定する必要があります。

cur_commit 構成パラメーターを明示的に AVAILABLE に設定できます。 このパラメーターをいったん設定すると、現在コミットされている結果を調べるには、currently committed 動作を明示的に要求する必要があります。

注: カーソル固定分離レベルが使用されている場合、3 つのレジストリー変数 DB2_EVALUNCOMMITTEDDB2_SKIPDELETED、および DB2_SKIPINSERTED は、現在コミットされていることによって影響を受けます。 USE CURRENTLY COMMITTED または WAIT FOR OUTCOMEBIND またはステートメントの準備時に明示的に指定されている場合、これらのレジストリー変数は無視されます。 cur_commit 構成パラメーター ON を指定すると、RS 分離機能の使用時に DB2_SKIPDELETED が無視されます。
注: パフォーマンスの考慮事項は、現在コミットされているものを使用する際にロック競合が大きくなるデータベースに適用される場合があります。 ログ・レコードがまだログ・バッファーに入っている場合は、行のコミット済みバージョンがログから取り出されることにより、パフォーマンスが良くなり、ログ・ディスク・アクティビティーが回避されます。 したがって、以前にコミットされたデータを取り出す操作のパフォーマンスを改善するには、logbufsz パラメーターの値を増やすことを考慮できます。