app_ctl_heap_sz - アプリケーション制御ヒープ・サイズの構成パラメーター

このパラメーターはバージョン 9.5 以降は非推奨ですが、バージョン 9.5 以前のバージョンのデータ・サーバーとクライアントではまだ使用されています。 この構成パラメーターに指定された値は、 Db2® バージョン 9.5 以降のリリースのデータベース・マネージャーによって無視されます。 バージョン 9.5では、 app_ctl_heap_szappl_memory 構成パラメーターに置き換えられています。
注: 以下の情報は、バージョン 9.5 より前のデータ・サーバーおよびクライアントにのみ適用されます。
構成タイプ
データベース
パラメーター・タイプ
構成可能
デフォルト [範囲]
ローカルとリモート・クライアントを持つデータベース・サーバー
  • 128 [1 - 64 000] (intra_parallel が無効のとき)
  • 512 [1 - 64 000] (intra_parallel が有効になっている場合)
ローカル・クライアントを持つデータベース・サーバー
Linux および UNIX プラットフォームの場合:
  • 128 [1 - 64 000] (intra_parallel が無効のとき)
  • 512 [1 - 64 000] (intra_parallel が有効になっている場合)
Windows プラットフォームの場合:
  • 64 [1 - 64 000] (intra_parallel が無効のとき)
  • 512 [1 - 64 000] (intra_parallel が有効になっている場合)
ローカル・クライアントおよびリモート・クライアントを持つパーティション・データベース・サーバー
512 [1 - 64 000]
単位
ページ (4 KB)
割り振られるタイミング
アプリケーション開始時期
解放されるタイミング
アプリケーション完了時期

パーティション・データベースの場合、およびパーティション内並列処理が使用可能 な非パーティション・データベースの場合は、このパラメーターは、アプリケーション用として割り振られる共有メモリー領域の平均サイズを指定します。 パーティション内並列処理が使用不可である非パーティション・データベースの場合、これは、アプリケーション制御ヒープとして割り振られる最大の専用メモリーです。 それぞれのデータベース・パーティションごとに 1 つの接続に 1 つずつアプリケーション・コントロール・ヒープがあります。

アプリケーション・コントロール・ヒープが必要なのは、 主として、同一要求のために作動するエージェント間で情報を共有するためです。 このヒープの使用量が最小になるのは、非パーティション・データベースで、並列処理の多重度が 1 で照会を実行しているときです。

このヒープは、宣言済み一時表の記述子情報を保管することにも使用されます。 明示的にドロップされていないすべての宣言済み一時表の記述子情報は、このアプリケーション制御ヒープのメモリー内に保持され、宣言済み一時表がドロップされるまで ドロップすることはできません。

推奨: 最初はデフォルト値で開始してください。 複雑なアプリケーションを実行する場合、多数のデータベース・パーティションを含む システムである場合、または宣言済み一時表を使用する場合は、 値をより高く設定しなければならないことがあります。 必要とされるメモリーの量は、同時にアクティブである宣言済み一時表の数とともに 増加します。 多くの列を持つ宣言済み一時表の表記述子サイズは、少ない列を持つ表のものよりも 大きくなります。 そのため、アプリケーションの宣言済み一時表が多数の列を持つと、 要求されるアプリケーション・コントロール・ヒープも増えます。