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[Db2] アプリケーションを変更せずに JDBC トレースを採取する方法

Question & Answer


Question

Java アプリケーションの起動オプションやプロパティを一切変更をせずに、JDBC トレース (Jcc トレース) を採取できますか?

Answer

IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ ドライバー (Jcc ドライバー) は、trace* 構成プロパティーを使ってトレース・オプションを制御できます。
構成プロパティーは、java の起動オプションでも指定できますが、構成ファイル (DB2JccConfiguration.properties) に記述しておくこともできます。

アプリケーションに対する変更を一切行わず、トレースを有効にするには、該当アプリケーションの CLASSPATH に DB2JccConfiguration.properties という名前のテキスト・ファイルを作成し、以下のようなプロパティと値を記述します。

例 1)
db2.jcc.traceDirectory=/tmp
db2.jcc.traceFile=jccTrace1
db2.jcc.traceFileAppend=true
db2.jcc.TraceLevel=-1
トレース・オプションの意味
トレースを /tmp ディレクトリに、jccTrace1 で始まる名前のファイルに記録します。
トレースは追記型で、すべてのコンポーネントのトレースを採取します。

例 2)
db2.jcc.traceDirectory=/tmp
db2.jcc.traceFile=jcc.log
db2.jcc.traceOption=1
db2.jcc.traceFileSize=10485760
db2.jcc.traceFileCount=5
トレース・オプションの意味
トレースを /tmp ディレクトリに、jcc.log で始まる名前のファイルに記録します。
トレースは循環型 (traceOption=1) で、接続につき 5 つの 10MB のファイルを使い循環ログとして記録します。


トレースを無効にするには、DB2JccConfiguration.properties ファイル名を変更するか、このファイルをアプリケーションの CLASSPATH 外へ移動してください。

運用上の考慮点
  • 構成プロパティーに誤った値を指定すると、Java アプリケーション自体が起動しないことがあります。
    例えば、数値型のプロパティーに数値でないものを指定すると、DataSource の初期化時に NumberFormatException が発生します。
  • 正常にトレースが出力されているかの確認方法は以下のページを参照してください。
  • Java の起動オプションを変更してトレースを有効にする方法は以下のページを参照してください。
    [Db2] JDBC トレース取得手順 (Jcc)
お問合せ先
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Db2 テクニカル・サポート

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Document Information

Modified date:
02 February 2024

UID

swg21992718