IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ 構成プロパティーのカスタマイズ

IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ 構成プロパティーを使用すると、ドライバー全体の有効範囲を持つプロパティー値を設定できます。 これらの設定は、アプリケーションおよび DataSource インスタンス全体に適用されます。 アプリケーションのソース・コードまたは DataSource 特性を変更せずに、この設定を変更することができます。

IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ 構成プロパティーの設定は、以下の形式になります。
property=value

IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ 構成プロパティー名では、大/小文字が区別されます。

構成プロパティーは以下の方法で設定できます。

  • 構成プロパティーを Java™ システム・プロパティーとして設定します。 Java システム・プロパティーとして設定された構成プロパティー値は、その他の方法で設定された構成プロパティー値をオーバーライドします。

    スタンドアロン Java アプリケーションの場合、Java コマンドの実行時に各構成プロパティーに -Dproperty=value を指定することにより、構成プロパティーを Java システム・プロパティーとして設定できます。

  • db2.jcc.propertiesFile Java システム・プロパティーで指定した名前のリソースに構成プロパティーを設定します。 例えば、db2.jcc.propertiesFile 値に絶対パス名を指定することができます。

    スタンドアロン Java アプリケーションの場合、Java コマンドの実行時に -Ddb2.jcc.propertiesFile=path オプションを指定することによって、構成プロパティーを設定できます。

  • DB2JccConfiguration.properties という名前のリソースに構成プロパティーを設定します。 DB2JccConfiguration.propertiesを見つけるために標準 Java リソース検索が使用されます。 IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ は、 db2.jcc.propertiesFile Java システム・プロパティーが設定されていない場合にのみ、このリソースを検索します。

    DB2JccConfiguration.properties はスタンドアロン・ファイルにするか、あるいは JAR ファイルに組み込むことができます。

    DB2JccConfiguration.properties ファイルが ISO 8859-1 (Latin-1) コード化スキームであるか、または一部の Unicode エンコード (¥udddd) 文字を持つ Latin-1 コード化スキームである場合、 IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用する前に文字変換を行う必要はありません。 DB2JccConfiguration.properties ファイルが他のコード化スキームである場合、Java native2ascii コンバーターを使用して、内容を Latin-1 または Unicode エンコード文字に変換する必要があります。

    DB2JccConfiguration.properties がスタンドアロン・ファイルである場合、DB2JccConfiguration.properties のパスは CLASSPATH 連結内に存在している必要があります。

    DB2JccConfiguration.properties が JAR ファイルにある場合、その JAR ファイルは CLASSPATH 連結内に存在している必要があります。