Troubleshooting
Problem
[Japanese] IBM Rational 製品のライセンス・キーを取り込む際、「FLEXlm error -16 Cannot read data from license server」 エラーが発生します。
Symptom
エラー・メッセージ全文は、以下のとおりです。
Vendor daemon can't talk to lmgrd (Cannot read data from license server system. (-16,287))
Cause
このエラーは通常、Windows 64 bit マシン上で、ライセンス・サーバーのインストール・パスが、32 文字を超える場合に発生します。
Diagnosing The Problem
例：エラーが見られるライセンス・ファイルのサーバー行
SERVER hostname DISK_SERIAL_NUM=555g9feb
VENDOR rational "C:\Program Files (x86)\Rational\common\rational.exe"
VENDOR ibmratl "C:\Program Files (x86)\Rational\common\ibmratl.exe"
例：エラーが発生しないライセンス・ファイルのサーバー行
SERVER hostname DISK_SERIAL_NUM=555g9feb
VENDOR rational "C:\Program Files\Rational\common\rational.exe"
VENDOR ibmratl "C:\Program Files\Rational\common\ibmratl.exe"
＜注意＞
以前に生成されたライセンス・ファイルでは、VENDOR が DAEMON と表記されている場合があります。
Resolving The Problem
このエラーには、下記2つの回避策があります。
1. ライセンス・サーバーのインストール先を、より短いパスのディレクトリーに移動します。
[スタート] > [プログラム] > [IBM Rational] > [ライセンス・ツール] を起動させ、[Start/Stop/Reread] タブより、[Stop Server] > [Start Server] をクリックして、ライセンス・サーバーの停止、再開を行い、設定変更を反映します。
2. 下記手順に沿って、LMTOOLS上でライセンス・ファイルへのパスを、パーマネント・キー / テンポラリー・キーのいずれか使用しているキー1つだけを指定するように変更します。（片方のキーへのパスを削除する事で、ライセンス・ファイルへのパスの長さを減少させます。） その後、ライセンス・サーバーの停止、再開を行い、設定変更を反映します。
例: パーマネント・キーを使用している場合
i) [スタート] > [プログラム] > [IBM Rational] > [ライセンス・ツール] を起動させます。
ii) [Config Services] タブより、[Path to the license file] から、rational_server_temp.dat ファイルへのパスを削除します。
iii) [Start/Stop/Reread] タブより、[Stop Server] > [Start Server] をクリックして、ライセンス・サーバーの停止、再開を行い、設定変更を反映します。
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Document Information
Modified date:
16 June 2018
UID
swg21516022