Woodside Energy は、オーストラリア最大の独立系石油・ガス会社です。従業員の中には、洋上施設で 2 週間の配属期間を過ごす方もいます。仕事には、極めて高い精度が要求され、条件が完全に整わなければなんらアクションを起こすことはできません。

Woodside の従業員は、天候や風から、潮流、動物の移動パターンまで、あらゆる要素を考慮に入れます。その際、歴史的な背景や手続きに関する情報が頼りになります。そのため、技術スタッフやエンジニアリング・スタッフが、対象分野に関する既存の知識体系を会社全体から探し出し、分析し、学ぶ方法を劇的に簡素化する方法が必要でした。特定の技術的問題に関する情報、例えば、特定のオペレーティング装置の保守頻度などを発見することで、Woodside はより良い意思決定を行いながら、高コストかつ時間のかかるタスクにおける「車輪の再発明(reinventing the wheel)」を回避することができます。

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Watson と共に、海岸から 70 マイル: Woodside Energy と IBM(日本語字幕)

Watson on IBM Cloud の登場

Woodside Energy は、Watson を活用してカスタマイズされたツールを構築し、たとえ遠く離れた石油・ガス施設上でも、従業員が極めて具体的な質問に対する詳細な回答を見つけられるようにしました。Watson は、Woodside の 38,000 点の文書に相当する情報を取り込みました。人間なら読み終えるのに 5 年以上かかる量に相当します。

この知識ベースが、Watson on IBM Cloud を搭載した Woodside のコグニティブ・ソリューションである Willow へと進化しました。Woodside の従業員は、「プラットフォームに着陸できるヘリコプターの最大重量は?」というように、自然言語で Willow に質問でき、Willow が的確に回答します。

30 年分の知見を、75% 迅速に提供

今では従業員は世界のどこにいても、30 年分の専門家の知見にアクセスでき、技術データを探し出して、より迅速かつよりスマートな、事実に基づく意思決定を行うことができます。

Watson で、専門家の知見の検索に費やされる時間が 75% 短縮されました。リスクが高い業界では、洋上プラットフォームのあらゆるアクションに時間と資金がかかります。Watson on IBM Cloud で、Woodside は投資を回収し、従業員の安全を維持できます。

使用されている Watson API には以下が含まれます。

  • Natural Language Classifier
  • Conversation
  • Retrieve and Rank

石油・ガス会社、航空会社、病院、企業、教育機関、官公庁が、Watson を活用しています。45 カ国 20 業種で、Watson は人がデータを理解し、新たなアイデアを発見しながらより良い意思決定を行えるように支援しています。