デジタル変革の中枢を担うメインフレーム

ハイブリッド・クラウドの最適化、AIイノベーション、デジタル・トランスフォーメーションにおいて、ますます重要性を増すメインフレーム
ハイブリッド・クラウドの最適化、AIイノベーション、デジタル・トランスフォーメーションにおいて、ますます重要性を増すメインフレーム

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本レポートの監修者による考察部分を朗読でお聴きいただけます。

古くから企業の中核を担ってきたメインフレームをモダナイズし、ビジネスの革新と成長を実現するための実践的なアプローチを学びましょう。

 

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【このレポートでわかること】
 

  • 日本市場におけるメインフレームの今後
  • メインフレームの大きな差別化要因とは
  • サイバーセキュリティーにおけるメインフレームの強みは
  • AIとメインフレームの共生
  • メインフレーム人材の育成について
     
  • ケース・スタディー
     
    • 銀行:メインフレーム上でAIモデルを実行してサイバーセキュリティーのパフォーマンスを強化
    • 損害保険会社:AIでメインフレーム・アプリケーションの開発を加速
    • 銀行:メインフレーム・インフラストラクチャーでサステナビリティーの目標を達成する
       

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AI、クラウド、量子やその他のトレンドが注目を集めるテクノロジーの世界の舞台裏で、世界のトランザクション・ワークロードの70%以上を処理し続けているマシン、それが「メインフレーム」です。メインフレームは、60年の進化を経てビジネスに欠かせない膨大なデータの蓄積と処理のための中心的役割を果たしています。例えば、世界の銀行上位50行のうち43行、決済企業上位10社のうち8社が、メインフレームを中核的コンピューティング・プラットフォームとして使用しています。

今日のメインフレームは、最大40テラバイトのメモリーを搭載し、毎秒最大3万件のトランザクションを処理できます。この主力製品は、最高レベルの信頼性とセキュリティー、回復力が求められるデータベースやトランザクション・サーバー、アプリケーションに、大容量のメモリーと高速データ処理能力を提供します。

メインフレーム・アプリケーションをモダナイズし、メインフレームと他のコンピューティング資産との統合性を高めることは、デジタル変革を成功させる上で極めて重要です。メインフレームに存在する、ビジネスに欠かせない膨大なデータを活用することが可能となるためで、それによって十分な情報に基づいて意思決定をしたり、運用効率を改善したりすることができ、顧客体験も向上するからです。データ中心のアプローチは、単なる戦術的ソリューションではなく、今日のデジタル環境で成功を目指す企業にとって戦略的に必要不可欠なものとなっています。実際、「メインフレーム・ベースのアプリケーションはデジタル変革で重要な役割を果たし続ける」と考える経営層は78%に達し、2021年の66%、23年の64%から顕著に増加しています。

世界のIT担当役員2,500人以上の75%が、メインフレームは総所有コスト(TCO)の観点で、クラウド・コンピューティングに匹敵するか、それ以上だと回答した。

 

ハイブリッド・バイ・デザイン・フレームワークによるテクノロジー資産の最適化

メインフレームが持つ信頼性をパブリッククラウド・サービスと統合すれば、企業は投資対効果(ROI)を向上させ、ビジネス成果を高めることができます。この手法がROIを大きく押し上げることは実証されており、ハイブリッド・バイ・デザインを採用した企業は、デジタル変革を通じたROIを3倍以上高めています。

ワークロードを最もふさわしいコンピューティング環境に割り当てることで、企業はアプリケーション・パフォーマンスを最適化できます。安全で信頼性の高いトランザクション処理が強みであるメインフレームは、大手航空会社や小売業者、銀行、政府機関で使われる重要アプリケーションなど、世界のトランザクション・ワークロードの70%を処理しています。

メインフレーム・アプリケーションのモダナイゼーションは、デジタル変革の極めて重要な要素で、経営層の88%が「長期的に成功するためには欠かせない」と指摘しています。こうした経営層は、情報共有およびデータ・アクセスをプラットフォーム全体で簡素化・統合化することが、ハイブリッドクラウド・アーキテクチャーのメリットを享受するために重要であることも認識しています。

 

AIとメインフレーム
共生関係からイノベーションが強化される

最新のメインフレームとAIが相互に作用することで、イノベーションが促進され、価値を創出します。IT担当役員はこれまでビジネスに欠かせないデータの保管やトランザクションの処理のために、メインフレームを活用してきました。その基盤を活かして、今では意思決定、サイバーセキュリティー、システム管理の強化のためにAIを活用し始めています。

最新のメインフレームは、トランザクション・ワークロードでのAI利用のための堅牢な基盤を提供する。これは驚くようなことではありません。IT担当役員の78%によると、彼らの組織では、AI機能をメインフレームのアプリケーションやトランザクションに組み込めるよう、試行や実装に取り組んでいるほか、計画・構想を実際の実務に落とし込んだり、最適化したりしているそうです。

ミッション・クリティカルなワークロードをメインフレームに割り当てることで、卓越したパフォーマンスと効率性を実現しながら、コストとリスクの削減も促すことができるのです。

IT担当役員の79%が、AI主導のイノベーションと価値創出を実現するためにはメインフレームが必要不可欠だという点で一致しており、84%がメインフレームのトランザクションにAIを組み込むことが重要だと回答している。

 

メインフレームの人材を育成し、スキルギャップを埋める

メインフレームのアプリケーションは古いプログラミング言語で書かれていることが多く、複雑な場合があります。すべてのアプリケーションと同様に、ビジネス・ロジックとデータの依存関係を理解する専門家が必要です。この課題は、メインフレームのスキルセットを持つ専門家の「高齢化」と、メインフレームの新規人材のプールが限られていることによって深刻化しています。
そこで、多くの企業が新しい人材を採用したり、オープン・テクノロジーや最新のコーディング言語、生成AIの機能を活用したりすることで、こうしたスキルに関連する課題を克服しようと進化を遂げています。

生成AI主導のアプリケーション・モダナイゼーションのツールは、メインフレーム・モダナイゼーションの戦略を大きく変革しています。タイム・トゥー・バリュー(Time to Value)*が短縮されたほか、開発者によるアプリケーションのモダナイゼーションおよび構築が迅速化・効率化されたことで、メインフレームのスキルギャップも解消されているのです。実際、経営層の61%がメインフレーム上のアプリケーションのモダナイゼーションに生成AIを使用することは、自社にとって重要だと回答しています。

*タイム・トゥー・バリュー(Time to Value)は顧客が製品・サービスの利用開始後、その価値を実感するまでの時間

これらのツールにより、開発者はアプリケーション開発をより迅速かつ効率的にモダナイズし、アプリケーション全体の品質と信頼性を向上させることができます。

このレポートをダウンロードして、デジタル変革の実現において、中心的な役割を担うメインフレームについて学習してください。

 


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著者について

Ric Lewis

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, Senior Vice President, IBM Infrastructure


竹吉俊輔(日本版監修), 日本アイ・ビー・エム株式会社,テクノロジー事業本部,メインフレーム事業部,クライアントテクニカルセールス

楊雅鈞(日本版監修), 日本アイ・ビー・エム株式会社,テクノロジー事業本部,メインフレーム事業部,DevOps担当テクニカルセールス

張思南(日本版監修), 日本アイ・ビー・エム株式会社,テクノロジー事業本部,メインフレーム事業部,Data&AI担当テクニカルセールス

内田麻紀子(日本版監修), 日本アイ・ビー・エム株式会社,テクノロジー事業本部,メインフレーム事業部,Data&AI担当テクニカルセールス

金元隆志(日本版監修), 日本アイ・ビー・エム株式会社,テクノロジー事業本部,メインフレーム事業部,シニア・メインフレーム・スペシャリスト

Aparna Sharma

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, General Manager and Managing Partner, Hybrid Cloud Services, IBM Consulting


Ross Mauri

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, General Manager, IBM Z and IBM LinuxONE, IBM Infrastructure


Robert Zabel

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, Associate Partner, Research Lead, IBM Institute for Business Value

発行日 2024年10月8日