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THINK Business

「高速アプリ開発」を可能にする次世代エンジニアの必携ツール(後編)

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ノウハウは既にある

前編で、アプリケーション開発のスピードを向上しにくい要因は次のようなことであると述べました。

  • 後の工程に多大な悪影響を及ぼす仕様や設計時の整合ミスの確認
  • 変更を加えたときの影響範囲のシミュレーション作業
  • 高度なビジネス要件に対応するためあらゆるテストシナリオやデータを用意する作業

上記に共通する特性を見てみると、仕様、設計、テストシナリオはドキュメントでやりとりされています。プロジェクト管理も全工程にわたってドキュメントを使用します。そして、ソフトウェアのコードもテストデータも、コンピュータ向けではあるものの、「文書」です。これらの文書の蓄積は間違いなく過去数十年のプロジェクトのノウハウであり、過去に不具合などの突発事項を発生させたとすればその履歴も記載されていて、まさにプロジェクト運営のためのノウハウのかたまりと言えます。

また、ドキュメント間の関連やその結果得られたものを調べれば、どのような作業が不具合を招くかという示唆を導き出すこともできるはずです。これを高度なナレッジデータベースとして使うことができれば、プロジェクト管理のエキスパートと同じレベルのノウハウを即座に得られるのではないでしょうか。

内田 隆平
GBS Portfolio Marketing 部長
Business Reinvention 編集長

 

AIは最適なツールだった

そこで、われわれは考えました。AIが使えるのではないかと。

蓄積された膨大なドキュメントをAIに学習させ、そこからさまざまなノウハウや示唆を瞬時に得ることができれば、それはあらゆるテストシナリオを事前に描き、リスクを予測することにも活用でき、突発的にプロジェクトが長引く要因をすばやく防ぐことができるのではないか。人間系のノウハウを得る代わりに、24時間365日、いつでもAIというエキスパートに問い合わせができるのではないか?

幸いなことに、私たちにはIBM WatsonというAIがありましたので、実験を重ねてみたところ、実に劇的な効果を得られることが分かりました。そして、この解決策を世界初の「IBM Watsonを活用した次世代超高速開発ソリューション」として体系化し、世に問うことを決意したのです。

もちろん、AIがすべてを解決するわけではありません。AIはあくまでも人間に示唆を与えてくれるだけで、最後は人間が判断しなければなりません。ただ、これまで膨大なノウハウや知恵を人間で得てきたのに対し、それらをAIに学習させ、瞬時に示唆を得られるように運用すれば、品質をこれまで以上に維持しながら、アプリケーション開発工程全体の速度をも劇的に向上させることができるでしょう。そして、この学習済みAIは新しいIT環境におけるプロジェクトのノウハウを学習することでさらに進化し、より多様なプロジェクトに示唆を与えることができるでしょう。

その結果、エンジニアはより先端的な技術を学ぶことに多くの時間を費やし、さらに創造的な提案をお客様にしてゆくことができ、エンジニア全般の「働き方改革」にも繋がってゆくのではないかと思います。そしてまた、このソリューションは技術継承といった課題も解決してくれる可能性をも持つのではないでしょうか。

「IBM Watsonを活用した次世代超高速開発ソリューション」については下記のリンク先をご覧ください。

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