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QRadar: ユーザー指定の開始ポイントから AWS CloudTrail ログを引き出す方法

Troubleshooting


Problem

大量の履歴ログ・データを使用してモニターするために新しい Amazon AWS CloudTrail ログ・ソースを作成すると、パフォーマンスとディスク・スペースに問題が発生する可能性があります。

Cause

新しい Amazon AWS CloudTral のログ・ソースを作成してデプロイすると、ログ・ソースは最も古いタイム・スタンプから最新のものまで、全ての圧縮ログ・データを取得しようとします。 QRadar がこのデータを抽出し処理しようとする前に、ログ・データが取得され、 /store ディレクトリーに一時的に保管されることにより、多数のヒストリカル・ログ・ファイルが検出され、結果としてパフォーマンスとディスク・スペースの問題が発生する可能性があります。

Resolving The Problem

この問題を解決するには、 AWS CloudTrail ログ・ソースの持続セッション・プロパティーを手動で更新し、ログ・ソース・データ検索の開始ポイントを設定する必要があります。
【開始ポイントの設定手順】
  1. AWS CloudTrail ログ・ソースを使用不可にします。
  2. SSH ログインを使用して、 QRadar コンソールにログインします。
  3. ログ・ソースがコンソール以外のイベント・プロセッサーに対して構成されている場合は、コンソールから適切なイベント・プロセッサーに SSH 接続します。
  4. ディレクトリーを /store/ec/amazonaws に変更します。
    cd /store/ec/amazonaws
  5. vi エディターを使用し、対象のログ・ソースに対して AWS CloudTrail セッション・プロパティー・ファイルを開きます。
  6. ログ・ソース・データ検索を開始させたいログ・ファイル名のマーカー・プロパティーを変更します。
    #Amazon AWS REST API compare list
    #Wed Aug 02 12:02:49 ADT 2017
    marker=AWSLogs/379708147527/CloudTrail/us-east-1/2017/08/02/379708147527_CloudTrail_us-
    east-1_20170802T0015Z_IJjTQMuj4iA5COc1.json.gz
    lastPoll=1501686169203
  7. 変更を保存するには、 esc :wq を入力します。
  8. AWS CloudTrail ログ・ソースを使用可能にします。
結果:
CloudTrail イベント・データ検索の開始ポイントが設定されます。

Document Location

Worldwide

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Document Information

Modified date:
08 April 2020

UID

ibm10874288