How To
Summary
iOS では、デバイス上に構成された eSIM 情報が削除されないよう、MDMポリシーを使用した各種保護設定を行うことが可能です。
iOS 17.2 以降、デバイスの初期化による eSIM 情報の削除を防ぐ専用ポリシーが追加されました。
iOS 17.2 未満では、ユーザーによるデバイスの初期化そのものを禁止することで、eSIM 情報の削除を防ぎます。
この文書ではこれらポリシーと、 iOS バージョンに応じた設定方法の使い分けについて説明します。
Environment
iOS MDM
Steps
iOS 17.2 以降 のデバイスでの保護方法
iOS 17.2 以降 のデバイスでは以下の制限を使用してください。
項目名:E-SIM の保存を強制
設定箇所: iOS MDMポリシー >> 監視対象設定 > 制限 & ネットワーク > 制限 > E-SIM の保存を強制
設定:はい(チェックを入れる)
この制限を有効化した場合、以下の操作・状況でも eSIM 情報が削除されません。
- ユーザー操作によるデバイス初期化
- パスコード連続失敗による強制初期化 (該当の設定を有効化している場合)
対象外となる操作について
以下の操作は当ポリシーの保護対象外となります。
- 「探す(Find My)」アプリからのデバイス初期化(ワイプ)
この操作を行った場合、ポリシーの設定に関わらず eSIM 情報は削除されますのでご注意ください。
これは iOS 機能上の制限に起因しています。
iOS 17.2 未満 のデバイスでの保護方法
iOS 17.2 未満 のデバイスでは「E-SIM の保存を強制」は機能しません。
代わりに以下二つの制限を同時に使用してください。
項目名:携帯電話データの使用の変更を許可
設定箇所: iOS MDMポリシー >> 監視対象設定 > 制限 & ネットワーク > 制限 > 携帯電話データの使用の変更を許可
設定:いいえ(チェックを外す)
項目名:「すべてのコンテンツ & 設定の消去」を許可
設定箇所: iOS MDMポリシー >> 監視対象設定 > 制限 & ネットワーク > 制限 > 「すべてのコンテンツ & 設定の消去」を許可
設定:いいえ(チェックを外す)
解説
「携帯電話データの使用の変更を許可」を禁止しても、iOSの「すべてのコンテンツと設定を消去」メニューを使用してデバイスを初期化した場合、eSIM 情報は削除されてしまいます。
このため、この初期化そのものを禁止することで、実質的に eSIM情報を保護します。iOS 17.2 以降でもこのポリシー項目は有効です。
OS バージョンが混在する環境での推奨設定
iOS 17.2 以降と、iOS 17.2 未満 を使用するデバイスが混在する環境では、前述した以下三つのポリシーをすべて同時に使用してください。
- E-SIM の保存を強制(はい)
- 携帯電話データの使用の変更を許可(いいえ)
- 「すべてのコンテンツ & 設定の消去」を許可(いいえ)
"ワイプ" メニュー実行時の eSIM の扱い
前述のポリシー設定に関わらず、MaaS360 管理ポータルから実施する "ワイプ"(リモートワイプ)メニュー実行時に eSIM の削除が可能です。
管理者がワイプを実行する際、データプランを保持するか削除するかを選択する画面が表示されます。状況に応じて「保持」または「削除」を選択してください。
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Document Location
Worldwide
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Document Information
Modified date:
11 May 2026
UID
ibm17270801