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IBM Support Assistant V5.0 利用ガイド

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Abstract

本ガイドでは、IBM Support Assistant (ISA) V5.0 の機能や使用方法について紹介します。

Content

本ガイドでは、下記サイトの情報を中心に、IBM Support Assistant (ISA) V5.0 の機能や使用方法について紹介します。
IBM Support Assistant

ISA V4.0 Workbench は、2015年3月31日をもってサポートを終了し、今後は、2014年5月30日にリリースされた ISA V5.0 Team Server の使用が推奨されます。
ISA V5.0は、問題判別や解決を行うツールを提供する「Team Server」 と、問題判別に使用するデータを収集する「Data Collectors」から構成されます。

ISA V4.0 Workbench では、WASが稼働する各サーバーに Agent を導入し AgentManager に対して接続していましたが、ISA V5.0 Team Server ではJVM上でアプリケーションとして稼働します。
このためユーザーはブラウザからログファイルをアップデートしたり、各種ツールにアクセスすることができます。

Data Collectors は、WAS V7.0以降非推奨となったコレクターツールに替わり、問題判別に使用するデータの収集を行います。
問題のタイプに合わせて必要なデータを自動的に収集し、問題調査の時間短縮や、IBMサポートへ情報を送信するサポートを行います。


【詳細】

1. アーキテクチャー

【Data Collectors】
Data Collectors は、実行方法が2種類あります。
いずれも新たにモジュールを導入する必要はありませんが、データを収集するWASが導入されている環境で実行する必要があります。
コンソール(isadcコマンド)は、WAS V8.5(Liberty Profile は V8.5.5.1)以降の実装です。

コンソール : WASに付属する isadc コマンド を実行することで、ツールをコンソールモードで使用する。
ブラウザ  : ISA Data Collector のサイトにて、アプレットで実行する。

また、収集したデータは直接IBMサポート宛に送信することができます。

【Team Server】
Team Server は、JVM上でアプリケーションとして稼働します。
導入する環境としては、WASが稼働するマシン上に導入する方法と、ローカルマシン上に導入する方法があります。
いずれもブラウザから操作し、各ツールへのアクセスや、分析に使用するログファイルのアップデートを行います。

Team Serverとの通信は全てhttpsで行なわれます。

Team Serverの各ツールは、3種類 (Report / Web / Desktop) のいずれか1種類以上の形式(エディション)が用意されています。
それぞれ、分析処理を実施する場所と、結果の提供方法が異なります。

Report  : サーバー上で行う分析の結果をリポートとして生成する
Web    : サーバー上で行う分析の結果を対話形式で提供する
Desktop  : ローカルマシン上で分析を行う

各ツールの詳細は、下記サイトを参照してください。
Announcing GA release of IBM Support Assistant 5.0 Team Server

ツール一覧

ツール名エディション説明
Classloader AnalyzerDesktopJavaのクラス、クラスローダー、ライブラリーを分析する。
Javaクラスローダー・トレース・ファイル と IBM Javacore ファイル を使用。
FileNet Optical Storage and Retrieval (OSAR) Cable ToolDesktop光学ドライブとライブラリーのImage Service(IS)サーバーへの接続と構成をアシストする。
Garbage Collection and Memory Visualizer (GCMV)Report, DesktopGCの分析とメモリー使用状況の可視化を行う。
冗長GCログ、-Xtgc オプションの出力、ps 等のネイティブメモリーログを使用。
Health CenterDesktop稼働中のJVMをモニタリングし、パフォーマンスやリソース使用の最適化を助ける。
HeapAnalyzerDesktopJavaヒープ・ダンプを分析し、メモリー・リークや過剰なヒープの使用の問題解決を助ける。
Interactive Diagnostic Data Explorer (IDDE)Desktop, Web core ファイル や、javacore と言った問題発生後の出力を対話形式で分析し、メモリーリーク等の問題解決を助ける。
Memory AnalyzerWeb, Report, Desktop大量のオブジェクトのあるヒープ・ダンプを分析して、リークの疑いなどを自動抽出する。
Eclipse Memory Analyzer (MAT) project がベース。
Pattern Modeling and Analysis Tool for Java Garbage CollectorReport, DesktopGCの結果ヒープの使用がどのように変化したかを時系列で表示。
冗長GCログを使用。
Portal Log AnalyzerReportWebSphere Portal の ConfigTrace.log を分析し、ConfigEngine の問題を特定する。
Profile Port CheckerReport構成ファイルから、ポートが競合する可能性を分析する。
Processor Time Analysis Tool for LinuxDesktopLinuxのパフォーマンスログと、IBM Javaのスレッド・ダンプを分析し、リソースを最も使用しているJavaのスレッドを特定する。
Thread and Monitor Dump Analyzer for JavaReport, DesktopIBM Javacore ファイル を分析し、ロックやスレッドの状況から、ハングの原因、デッドロック、リソース競合の特定、ボトルネックの監視を行う。
Trace and Request Analyzer for WebSphere Application ServerDesktopWAS のトレースと plug-in のトレースから、リクエストの遅延の原因がどこで発生しているか調査する。
Web Server Plug-in Analyzer for WebSphere Application ServerDesktopplug-in のトレースと構成ファイルから、実行時に問題となる適切でない設定を見つける。
WebSphere Application Server Configuration VisualizerReportSIBusや、データベースを含めたWASの構成を可視化し、コンポーネント間のつながりを分かりやすくする。
WebSphere Cross Component Trace LogviewerDesktopクロス・コンポーネント・トレースで相互に関係する複数のログ・レコードを、リクエストごとにグループ分けして同時に見られるようにする。



○ 前提条件

【OS】  
AIX Version V7.1
Red Hat Enterprise Linux, Version 5 Server with Update 6 (x86-64)
Windows 2008 Server R2 with SP1
Windows 2008 Server R2 x64 with SP1
Windows 7 with SP1 (x86-32 and x86-64)

【ハードウェア】
ディスク   1.5GB 以上
メモリ  512MB 以上

【ブラウザ】
Internet Explorer 9 または 10
Firefox 24 ESR 以降
Google Chrome Version 28 以降


2. 使用手順

【Data Collectors】
DataCollector を、データを取得する対象のWASが稼働しているマシン上で起動します。
ツールの要求に従って、データー収集に必要な情報や、収集したいデータの種類を入力します。
データの収集後にIBMサポートへの転送することができますので、IBMサポートからの指示がある場合は、転送を行います。
Team Server を使用してデータの分析を行う場合は、マシン上に作成された取得データをTeam Server にアップロードして使用します。

DataCollector の起動方法は以下の通りです。

■ コンソールの場合

1)<app_server_root> または <profile_root> 配下の、/bin/isadc.bat(isadc.sh) を実行します。 

2)コンソール上でツールが起動します。収集したいデータの種類を選択して、実行します。(詳細は下記資料参照)
IBM Support Assistant データ・コレクターの使用
画面イメージ


■ ブラウザの場合

1)下記のサイトにアクセスし、製品を選択します。
IBM Support Assistant Data Collectors

1. Select a brand:  -> "WebSphere"
2. Select a product:  -> "WebSphere Application Server"

2) 3. Select an action: が表示されるので、"Launch the web-enabled collector" のリンクにアクセスします。


3)ブラウザでアプレットが起動します。収集したいデータの種類を選択して、実行します。
実行中、データを収集するアプリケーション・サーバーのルートディレクトリ等、必要な情報の入力を要求されることがあります。
画面イメージ


【Team Server】
※事前にTeam Serverの導入が必要です。【補足:Team Serverの導入方法】をご参照ください。

1) ISA Team Server を導入したマシン上で、ISAアプリケーションを開始します。
スタートメニュー > すべてのプログラム > IBM Support Assistant 5 > Start IBM Support Assistant 5 
あるいは、
<ISAインストールフォルダ>\ISA5\start_isa.bat(start_isa.sh) を実行

2) 起動が完了すると以下のメッセージが表示されるので、表示されたURLにアクセスします。
    IBM Support Assistant は作動可能になりました。
ブラウザーを開いて以下にアクセスしてください:

※WAS上にEARでデプロイした場合は、WAS上のアプリケーションにアクセスします。

3) 使用するケースを選択します。(画面イメージ赤枠のリストより選択)
分析に使用するログファイルや結果は、ケース毎に管理されます。Data Collectorsで収集したファイルはここに配置します。
「ファイルの追加」ボタンより、ファイルのアップロードが可能です。

ファイル保管場所 <ISAインストールフォルダ>\ISA5\isa\cases\0000(ケース番号)
画面イメージ


4) 「ツール」タブからツールを選択して実行、あるいは「ファイル」タブから選択したファイルで実行可能なツールを選択して実行します。
画面イメージ

「ツール」タブから選択
140212Fig4.png

「ファイル」タブから選択
140212Fig5.png



5) 実行結果を参照します。Report形式のツールの場合、「レポート」タブから選択して表示できます。
画面イメージ


※起動からツールの使用までのチュートリアルが以下の場所に用意されています。
こちらも参考にしてください。
<ISAインストールフォルダ>\ISA5\isa\cases\0000\README.html


【補足:Team Serverの導入方法】
Team Server は、IBM Installation Manager(IIM)を使用したインストールが推奨されます。
その他に、既に稼働しているWAS上にEARでデプロイする方法と、圧縮ファイル(Libertyプロファイル ベースの組み込みWASとISA Team Server)でダウンロードする方法があります。

下記サイトよりダウンロードできます。
IIMでインストール

IIMのバージョンは、v1.5.2 以降 が必要です。
EARでデプロイ

稼働するWASは、 v7.0.0.21 以降 が必要です。
圧縮ファイル

圧縮ファイルでの導入ではバージョンアップができないため、アップデートの際は再導入が必要です。

(参考情報)
IBM Support Assistant
End of Support Announcement for IBM Support Assistant V4 Workbench
WebSphere Application Server V8.5 管理ガイド - 11.問題判別

IBM Support Assistant Team Server
Announcing GA release of IBM Support Assistant 5.0 Team Server
Problem Determination Tools for IBM Support Assistant Team Server 5

IBM Support Assistant Data Collectors
IBM Support Assistant データ・コレクターの使用


以上

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Historical Number

7E9BCA248BA0309549257D2500378F49

Product Synonym

対象システム:IBM Support Assistant

Document Information

Modified date:
25 September 2022

UID

jpn1J1012133