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QRadar: QRadar デプロイメントでのネットワーク・アドレス変換 ( NAT )

Question & Answer


Question

 QRadar® デプロイメント内の NAT の機能とは何でしょうか ?

Answer

いくつかの場合、管理対象ホストが異なる IP アドレスまたはネットワークを経由してアクセスを必要とする隔離されたネットワークにあります。

 NAT により QRadar® コンソールは管理対象ホストの実 IP アドレスへ「変換」される IP アドレスを経由して管理対象ホストまたはその逆 ( 管理対象ホストからコンソール ) のアクセス権限を有効にし、これにより2 つの間の接続が許可されます。

 QRadar® 内の NAT の実装は NAT グループと呼ばれ、以下の制限事項が知られています:

  1. 静的 1:1 NAT ( 1 対 1 NAT ) は、PAT ( ポート・アドレス変換 ) よりも管理と構成が容易であるため、NAT ( 1 対 1 NAT ) が推奨されます。静的 1:1 NAT は 1 つのパブリック IP のみで構成する必要があり、両方向 ( アウトバウンドとインバウンド ) で接続するため、同じ IP を使用する必要があります。

    静的 1:1 NAT の例
    注: 以下の IP は、例を説明するためだけに使用されています。これらはすべて RFC 1918 によって「 Private IP アドレス」とみなされます。

    Figure01
  2. NAT は QRadar® のローカル ( IP テーブルの pre-routing と post-routing を使用) ではなく、ファイアウォールやルーターなどのネットワーク・デバイスで構成する必要があります。
  3. ダブル NAT 構成を経由する管理対象ホストへのアクセスは、サポートされないため回避する必要があります。


    ダブル NATの例
    注: 以下の IP は、例を説明するためだけに使用されています。これらはすべて RFC 1918 によって「 Private IP アドレス」とみなされます。

    Figure02
  4. ファイアウォール・ルールの管理を容易にするため、QRadar® NAT グループを使用する際は暗号化することを強く推奨します。
 NAT を使用して QRadar® WebUI にアクセスする
 QRadar® WebUI は QRadar の外部で構成されているため、異なる IP アドレスを使用してアクセスできます。
 QRadar® on Cloud ( QRoC ) の NAT
 QRoC デプロイメントは VPN トンネルを使用して接続が確立されているため、NAT グループは使用しません。
 NATを経由したイベント転送
  ログ・ソースへのNAT接続はIP アドレスとポートの変更によるイベント解析時の問題を防ぐため、推奨されません。
これは、ログ・ソースの動作によって完全に依存します。例えば、WinCollect は NAT を経由したイベント転送をサポートしません。
ログ・ソース構成の詳細については、QRadar® ドキュメントをご参照ください

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Document Information

Modified date:
12 August 2021

UID

ibm16447461