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認証ソースの接続先の変更で、異なるユーザーとして認識される場合に、注意するべき点について

How To


Summary

認証ソースの接続先の変更を行う場合、認証ソース側でユーザーの属性情報等を移行できないと、Cognos Analytics 上の各ユーザーの「検索パス」が異なるために、同じユーザーIDでも異なるユーザーとして認識されることになります。その場合に、Cognos Analytics 側で注意するべき点について教えてください。

Steps

以下の点にご注意ください。

  1. システム管理者が一人もいなくなってしまった場合は、以下の対応を実施します。
  2. 各オブジェクト(フォルダやレポートや機能等)の権限として、直接ユーザーが登録されている場合は、新しいユーザーに変更します。なお、今後同じことが発生した場合、再度登録し直しとなるため、オブジェクト下の権限は、直接ユーザーで登録するのではなく、Cognos の役割やグループで登録することを検討してください。
  3. 管理画面で、Cognos の役割やグループ下の各メンバーについて、新しいユーザーに変更します。
  4. 「個人用コンテンツ」等ユーザーの各プロファイルについて。
    • 新旧同時に別の認証ネームスペースとして接続できる場合(新しい認証ネームスペースは別のネームスペースとして登録)は、画面上でコピー可能です。
      • ユーザー・プロファイルのコピー(Cognos Analytics 11.1 以降では、「管理」メニューの「人」>「アカウント」下の各ユーザーの「...」から「ユーザー・プロファイルのコピー」を選択することでも可能です。)
    • 片方の認証ネームスペースのみしか使用できない場合、以下のどちらかの方法を実施します。
      • 「個人用コンテンツ」は、古い認証ソース接続時に予め「チーム・コンテンツ」にコピーしておき、新しい認証ソースに接続後に「個人用コンテンツ」に移動させます。「個人用設定」は、新しいユーザーで別途設定します。「個人用コンテンツ」について、各ユーザーではなく、システム管理者でコピーを実施したい場合は、以下をご参照ください。
      • SDK プログラムを作成して、コンテントストアに残っている古い認証ソースの各ユーザー・プロファイルをコピーします。
  5. 新しい各ユーザーでサインインし、各スケジュールの資格情報を更新します。
  6. 上記すべての作業を実施し、古い認証ソースの情報は使用しないと確認できた後、以下を実施します。
    • もし、新しい認証ネームスペースを作成している場合は、IBM Cognos Configuration で古い認証ネームスペースを削除します。Cognos Analytics を再起動後、「管理」メニュー>「管理ツール」>「セキュリティ下のディレクトリ画面でもその古い認証ネームスペースを削除します。
    • 接続先のみを変えて同じ認証ネームスペースを使用している場合は、Content Store の保守タスク(外部ネームスペース)」を実施し、古い認証ソースで使用していた各ユーザーのプロファイル情報を削除します。

Document Location

Worldwide

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Document Information

Modified date:
10 November 2023

UID

ibm16380226