[Db2] getsadata の取得手順 (Linux/UNIX 版)

Answer

getsadata コマンドは TSA MP（IBM Tivoli® System Automation for Multiplatforms) の設定やトレースなどの資料を収集し、圧縮アーカイブ・ファイルにまとめます。

最初にリカバリー・リソース・マネージャーのマスター・ノードで getsadata を実行し、次に残りすべてのノードで getsdata を実行します。

1. 以下のいずれかのコマンドを root ユーザーで実行し、マスター・ノードを確認します。
   （このコマンドは、どのノードでも実行できます。）

   lssamctrl -V | grep -i maste
   lssrc -ls IBM.RecoveryRM | grep -i maste

   例

   # lssamctrl -V | grep -i maste
   lssamctrl: Executed on Tue May  2 09:50:16 2017 at "myhost1", master node "myhost2".
   
   # lssrc -ls IBM.RecoveryRM | grep -i maste
      Master Node Name     : myhost2 (node number =  2)

   ※ 上記例では、いずれも myhost2 がマスター・ノードと分かります。
2. マスター・ノード上で次のコマンドを root ユーザーで実行し、出力のアーカイブ・ファイルを入手します。

   /usr/sbin/rsct/install/bin/getsadata -all

3. その他のノードで同様に資料収集を実行します。

   /usr/sbin/rsct/install/bin/getsadata -all

4. 以下の出力ファイルをサポートに送付し、また、何時、どのノードで問題が発生したかお知らせください。
   /tmp/<MMDDYY_hhmmss>-<node_name>-sa_data.tar.gz|Z
   ※ getsadata の実際の出力ファイル名は、画面に表示されます。

注意事項：

• 必ず root ユーザーで実行してください。
• RSCT および TSA MP のトレースは循環方式で記録されます。トレースの上書きを防ぐため、問題発生後直ちに getsadata による資料収集を実施してください。
• Db2 V10.5　および V11.1 にバンドルされる TSA MP 4.1.0.3 の getsadata には、カレントディレクトリーが "/" および "/usr" の場合、正常に資料を収集できない問題がありますので、他のディレクトリーより実行してください。

関連情報
Collect Data: For "Tivoli System Automation for Multiplatforms"
 

お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート