IBM Support

WebSphere Application Serverの管理コンソールに関する問題に必要な取得資料について

Question & Answer


Question

admin console,

Answer

この文書は、WebSphere Application Server(以下、WAS)の管理コンソールに関連した問題について、調査に必要な取得資料を説明しています。
IBMサポートに連絡する前にこの文章に記載されている情報を集めることにより、問題を正しく理解し、資料の解析時間を短縮することができます。
 


目次
■ 手動設定による資料収集手順
当文書は、下記technoteを参考に作成しています。

"MustGather: Administrative console problems in WebSphere Application Server"
https://www.ibm.com/support/pages/node/338189
 
■ 手動設定による資料収集手順
■ 手動設定による資料収集手順

【事前準備】

お客様状況にあわせて、いずれかの方法を選択します。
1.管理コンソールにログインできない場合
2.管理コンソールにログインできる場合

   

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管理コンソールにログインできない場合:

●1.管理コンソールにログインできない場合:



1. Network Deployment環境の場合にはデプロイメント・マネージャーを停止します。Base環境(シングルサーバー)の場合には、アプリケーション・サーバーを停止します。

2. 下記ディレクトリー配下のファイルを退避させるか、バックアップを取得した後ファイルを削除します。
profile_root/logs/server_name
profile_root/logs/FFDC

3. server.xmlを編集します。
profile_root/config/cells/cell_name/nodes/node_name/servers/server_name/server.xml

※Base環境をお使いの場合にはサーバーへ、Network Deployment環境をお使いの場合にはデプロイメント・マネージャーのserver.xmlを編集します。

・WASの管理セキュリティーが無効な場合:
修正前:
------
startupTraceSpecification="*=info"
------
修正後:
※トレース仕様は、改行せず一行で設定します。
------
startupTraceSpecification="*=info:com.ibm.ws.management.*=all:com.ibm.ws.sm.*=all:Webcontainer=all:Webui=all"
------


・WASの管理セキュリティーが有効な場合:
修正前:
------
startupTraceSpecification="*=info"
------
 
修正後:
※トレース仕様は、改行せず一行で設定します。
------
startupTraceSpecification="*=info:Webui=all:com.ibm.ws.management.*=all
:com.ibm.ws.sm.*=all:Webcontainer=all:SASRas=all:com.ibm.ws.security.*=all
:SSL=all:com.ibm.websphere.wim.*=all:com.ibm.wsspi.wim.*=all:com.ibm.ws.wim.*=all"
------
 

4. 変更を保存します

●2.管理コンソールにログインできる場合


『IBM WebSphere トレースを設定する手順』
https://www.ibm.com/support/pages/node/215539

指定いただきたい「トレース仕様」は以下の通りです。
・WASの管理セキュリティーが無効な場合:
※トレース仕様は、改行せず一行で設定します。
----
*=info:com.ibm.ws.management.*=all:com.ibm.ws.sm.*=all:Webui=all
----

・WASの管理セキュリティーが有効な場合:
※トレース仕様は、改行せず一行で設定します。
----
*=info:com.ibm.ws.management.*=all:com.ibm.ws.sm.*=all:com.ibm.ws.security.*=all:Webui=all
----

※Base環境をお使いの場合にはサーバーへ、Network Deployment環境をお使いの場合にはデプロイメント・マネージャーへトレースを設定します。

【事象再現】
1. デプロイメント・マネージャーまたはサーバーを起動します。
2. 問題を再現させるため、管理コンソールへアクセスします。他のブラウザーでもアクセスをし、ブラウザー依存でないことを確認します。

【事象発生後】
1. エラーメッセージを確認します。スクリーンショットまたはエラーメッセージのコピーを取得します。
2. コレクター・ツールを実行します。コレクター・ツールの実行により、WASのログおよび構成ファイルをまとめて取得することが可能です。
収集方法は以下のリンクを参照してください。
参照:『ログの収集(コレクターもしくは個別ファイル)』
https://www.ibm.com/support/pages/node/709277

【送付資料】
- スクリーンショットまたはエラーメッセージのコピー
- コレクター・ツールの実行結果(WASのログおよび構成ファイル)

以上

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Document Information

Modified date:
10 March 2021

UID

swg21673380