Question & Answer
Question
OS の syslog を確認すると、Db2 診断ログ・ファイル (db2diag.log) と同様のログが出力されていましたが、syslog に出力されることはあるのでしょうか。
Answer
以下の条件に該当した場合、db2diag.log に出力されるべき情報が OS の syslog に出力されます。
上記のように db2diag.log にログが書き込めないような状況になると、Db2 は OS の syslog に情報を出力します。
上記の条件に該当した後、ずっと syslog に出力されるわけではなく db2diag.log にログが書き込める状態になれば、再度 db2diag.log にログを出力するようになります。
なお、Db2 は以下のパラメーターを使用して syslog サブルーチンを呼び出します。
運用上の考慮点
DIAGPATH に指定されたファイルシステムが利用できない場合でも診断情報の出力を継続するために、alt_diagpath の設定も検討してください。
alt_diagpath - 代替診断データ・ディレクトリー・パス構成パラメーター
システムが稼働している間、長期に渡って db2diag.log にログが出力されない場合には、 syslog に出力されていないかご確認ください。
STMM ログや統計ログも db2diag.log と同じ仕組みで書き込みを行うため、これらのログが書き込めない場合も syslog に出力されることがあります。
Db2 は競合によって db2diag.log への書き込みができない場合、最大 2 分間書き込みを再試行します。
このため、他のプロセスにロックされているなどの理由で db2diag.log への書き込みができない場合は、診断ログの書き込みの遅延によって、Db2 システム全体のパフォーマンス低下につながることがあります。
関連情報
[Db2] db2diag.log や管理通知ログの出力先
diagpath - 診断データ・ディレクトリー・パス構成パラメーター
- DIAGPATH に指定しているファイル・システムの空き容量がなくなったとき
- DIAGPATH に指定したディレクトリーが削除/移動されているとき
- db2diag.log ファイルへの書き込みが競合したとき
- 管理通知ログが開けないとき
上記のように db2diag.log にログが書き込めないような状況になると、Db2 は OS の syslog に情報を出力します。
上記の条件に該当した後、ずっと syslog に出力されるわけではなく db2diag.log にログが書き込める状態になれば、再度 db2diag.log にログを出力するようになります。
なお、Db2 は以下のパラメーターを使用して syslog サブルーチンを呼び出します。
- Priority=LOG_ERR
Facility=LOG_USER
ID="DB2"
運用上の考慮点
DIAGPATH に指定されたファイルシステムが利用できない場合でも診断情報の出力を継続するために、alt_diagpath の設定も検討してください。
alt_diagpath - 代替診断データ・ディレクトリー・パス構成パラメーター
システムが稼働している間、長期に渡って db2diag.log にログが出力されない場合には、 syslog に出力されていないかご確認ください。
STMM ログや統計ログも db2diag.log と同じ仕組みで書き込みを行うため、これらのログが書き込めない場合も syslog に出力されることがあります。
Db2 は競合によって db2diag.log への書き込みができない場合、最大 2 分間書き込みを再試行します。
このため、他のプロセスにロックされているなどの理由で db2diag.log への書き込みができない場合は、診断ログの書き込みの遅延によって、Db2 システム全体のパフォーマンス低下につながることがあります。
関連情報
[Db2] db2diag.log や管理通知ログの出力先
diagpath - 診断データ・ディレクトリー・パス構成パラメーター
[Db2] パスポート・アドバンテージによく寄せられる質問
お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート
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[{"Line of Business":{"code":"LOB10","label":"Data and AI"},"Business Unit":{"code":"BU058","label":"IBM Infrastructure w\/TPS"},"Product":{"code":"SSEPGG","label":"Db2 for Linux, UNIX and Windows"},"ARM Category":[{"code":"a8m500000008PlfAAE","label":"DB2 Tools-\u003Edb2diag.log"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF002","label":"AIX"},{"code":"PF010","label":"HP-UX"},{"code":"PF016","label":"Linux"},{"code":"PF027","label":"Solaris"}],"Version":"All Version(s)"}]
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Document Information
Modified date:
15 August 2023
UID
swg21569501