Question & Answer
Question
Cause
コントロール・センター・ツールが廃止された
このため、構成アシスタントは使えません。以下のいずれかの方法でデータベースをカタログしてください。
なお、JDBC ドライバーで Type 4 接続を使用する場合や、CLI、ODBC、.Net ドライバーなどでアプリケーションから接続文字列を指定する場合にデータベースをカタログする必要はありません。
- CATALOG コマンド
コマンド行プロセッサーが必要なので、Data Server Driver パッケージでは利用できません。 - db2b2cfexp/db2cfimp コマンド
コマンド行プロセッサーが必要なので、Data Server Driver パッケージでは利用できません。
カタログだけでなく、クライアント構成パラメーターや ODBC 構成なども移行できます。 - db2dsdriver.cfg ファイル
構成ファイルを配置するだけで設定が行えます。また db2cli コマンドで構成ファイルを生成できます。 - ODBC データ ソース アドミニストレーター (Windows のみ)
Windows のみですが、GUI で構成が行えます。
Answer
CATALOG NODE および CATALOG DATABASE コマンド
- クライアント・インスタンスのインスタンス・オーナ (Unix/Linux) もしくは DB2ADMNS 権限のユーザー (Windows) でデータベース・クライアントにログインします。
- コマンド行プロセッサーから以下のコマンドを実行します。
db2 catalog tcpip node <node_name> remote <host_name or IP address> server <port_number> db2 catalog database <database_name> [as <database_alias>] at node <node_name>
コマンドの例$ db2 catalog tcpip node DB2SRV remote db2srv.ibm.com server 50000 $ db2 catalog database SAMPLE at node DB2SRV
- (オプション) ODBC データソースを登録します。
// 64 ビット・データソース db2 catalog system odbc data source <database_name> // 32 ビット・データソース db2cli32 registerdsn -add -dsn <database_name> -system
db2cfexp/db2cfimp コマンド
db2cfexp コマンドはノード・カタログやデータベースカタログだけでなく、クライアント構成パラメーターや ODBC、CLI 構成を含めてエクスポートできます。このため、1台のマスターを作成後、その設定を複数のクライアントに展開する用途に適しています。
- マスターとなるクライアントで CATALOG NODE および CATALOG DATABASE コマンドを実行して目的のカタログを作成します。
- コマンド行プロセッサーから以下のコマンドを実行します。
db2cfexp <file_name> [template | maintain ]
例$ db2cfexp catalog.out maintain
- <file_name> を展開先のクライアント・コンピュータにバイナリー・モードで転送します。
- 展開先のクライアントにログインし、コマンド行プロセッサーから以下のコマンドを実行します。
db2cfimp <file_name>
任意のエディターで以下のような db2dsdriver.cfg ファイルを作成し、クライアントに配置します。
db2dsdriver.cfg はデフォルトで以下のパスに配置しますが、DB2DSDRIVER_CFG_PATH レジストリー変数で任意のパスに変更できます。
- Linux/Unix の場合: <instance_path>/cfg
- Windows の場合: C:¥ProgramData¥IBM¥DB2¥<copy_name>¥cfg
参照: IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルの場所<configuration> <dsncollection> <dsn alias="<database_alias>" name="<database_name>" host="<host_name or IP address>" port="<port_number>"/> </dsncollection> <databases> <database name="<database_name>" host="<host_name or IP address>" port="<port_number>"/> </databases> </configuration>
ここで <host_name or IP address> はデータベース・サーバーのホスト名もしくは IP アドレス、<port_number> はデータベース・サーバー・インスタンスのサービス・ポート番号、<database_name> はデータベース・サーバー上のデータベース名、<database_alias> はクライアント上で一意なデータベース別名です。
例<configuration> <dsncollection> <dsn alias="SAMPLE" name="SAMPLE" host="db2srv.ibm.com" port="50000"/> </dsncollection> <databases> <database name="SAMPLE" host="db2srv.ibm.com" port="50000"/> </databases> </configuration>
- CATALOG コマンドで正しいノード・カタログとデータベース・カタログを作成後、カタログから db2dsdcfgfill コマンドを利用して db2dsdriver.cfg ファイルを生成できます。
例: db2inst1 インスタンスのノードおよびデータベース・カタログから /work/db2dsdriver.cfg を作成。$ db2ilist db2inst1 $ db2dsdcfgfill -i db2inst1 -o /work SQL1535I db2dsdcfgfill ユーティリティーは db2dsdriver.cfg 構成ファイルを正常に作成しました。
- db2cli コマンドで db2dsdriver.cfg ファイルおよび ODBC データソースを構成できます。
上の例で記載した db2dsdriver.cfg は以下のコマンドで生成できます。// 構成方法 db2cli writecfg add -database SAMPLE -host db2srv.ibm.com -port 50000 db2cli writecfg add -dsn SAMPLE -database SAMPLE -host db2srv.ibm.com -port 50000 // テスト接続方法 db2cli validate -dsn SAMPLE -connect -user <user_name> -passwd <password>
ODBC データ ソース アドミニストレーター (Windows のみ)
Windows のみですが、ODBC データソース アドミニストレーターでデータソースを追加するとき、新規データベースを「追加」することで、カタログを作成できます。
- 管理者権限で Windows にログオンします。
- 管理ツールから「データソース(ODBC)」を開きます。
- DSN の「追加」をクリックし、IBM DB2 ODBC DRIVER を選択して「完了」をクリックします。
- ドライバーによるデータベース追加画面で、新規作成するデータソース名をタイプして「追加」をクリックします。
- CLI/ODBC 設定画面で、データベース名、サーバーのホスト名、ポート番号を入力して「OK」します。
運用上の考慮点
- ディレクトリー・キャッシュが有効な場合、カタログの変更はディレクトリー・キャッシュをクリアするまで反映されません。詳細は以下の Technote を参照してください。
[Db2] データベース・カタログの変更を反映する方法 - 32 ビット・アプリケーションが参照する ODBC データソースの登録方法は以下のページを参照してください。
[Db2] 32 ビットおよび 64 ビット ODBC データ・ソースの登録方法
[Db2] パスポート・アドバンテージによく寄せられる質問
[Db2] Db2 が使用する TCP/IP ポート番号
クライアント/サーバー間通信
CATALOG DATABASE コマンド
CATALOG TCPIP/TCPIP4/TCPIP6 NODE コマンド
db2cfexp - 接続構成エクスポート・ツール・コマンド
db2cfimp -接続構成インポート・ツール・コマンド
IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイル
お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート
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Document Information
Modified date:
26 August 2023
UID
swg22011089