How To
Summary
nmonは、CPU、メモリー、ディスクI/O、ネットワーク等、システム・リソースの使用状況をリアルタイム(フォアグラウンド)で表示したり、 ファイルに出力することができるパフォーマンス分析ツールです。
システム・リソースの使用率やピーク特性、システムのボトルネックがどこにあるかを把握するのに役立ちます。
Steps
nmonは、AIX V6.1 TL02 / AIX V5.3 TL09以降ではOSが標準で提供するツールとしてAIXに組み込まれています。
Linux環境や上記OSレベル以前の環境でnmonを使用する場合は、以下のサイトにアクセスして入手してください。コンパイルは必要なく、圧縮ファイルを展開してそのまま使用することができます。
【nmon使用イメージ】

nmon analyserは、nmonやtopasコマンドでファイルに出力したシステム・リソースの使用状況に関する情報を、Microsoft Excelのマクロを用いて簡単にグラフを作成するツールです。
このツールで作成したグラフにより、CPU、メモリー、ディスクI/O、ネットワークなど のシステム・リソースの状況を直感的に把握することができます。
nmon analyserは製品として提供するツールではありませんが、以下のサイトからダウンロードして使用することができます。
nmon analyserを使用する事により、取得したnmon データから次のようなグラフを作成できます。
【CPU使用率】

【ディスク】

【ネットワーク転送量】

使用方法
リアルタイムでのモニター
システム・リソースの使用状況をリアルタイムでモニターすることが可能です。
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nmonコマンドを実行します。
# nmon -
表示したいシステム・リソースに関するキーを入力します。これにより、その時点のシステム・リソースの使用率やプロセスの状況を確認することがで きます。複数のキーを順次に入力することで、複数のシステム・リソースに関する情報を同時に表示する事が可能です。一般的によく使用されるシステム・リ ソースを表示するためのキーは以下の通りです。
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c ・・・プロセッサー毎のCPU使用率
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m ・・・メモリー使用率情報(ページングを含む)
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d ・・・ディスクI/O数、転送量、ディスクビジー率
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a ・・・ディスクアダプターのビジー率と転送量
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n ・・・インターフェース毎のネットワーク転送量
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t ・・・TOPプロセス情報
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q ・・・nmonを終了
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他にも多くの情報を表示できますので、nmon -hコマンドにてご確認ください。
なお、AIX6.1 TL05 / AIX5.3 TL12以降では、リアルタイムでのモニター中に情報の記録(ファイルへの出力)を開始する機能が追加されました。
記録はバックグラウンドで行われ、出力 先のファイル名は“ホスト名_日付_時間.nmon” となります。記録の開始には“[”キー、記録を終了するには“]”を入力します。
ファイルへの出力とグラフ化
システム・リソースの使用状況に関するデータをファイルに出力し、分析する事が可能です。
nmon analyserを使用して、出力したデータをグラフ化できます。
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システム・リソースの使用状況データをファイルに書き出します。
(例)10秒間隔(-sフラグ)で360回(-cフラグ)の計1時間分、TOPプロセスの情報(-tフラグ)を含めてスプレッド・シート・フォーマット (-fフラグ)でファイルに保存します。
# nmon -f -s 10 -c 360 -t
* ファイルが取得されるディレクトリーは、コマンド実行時のカレントディレクトリーに取得されます。-mフラグを使用することで、任意の取得先ディレクトリーを指定することが可能です。
* 取得されるファイル名は、デフォルトで “ホスト名_日付_時間.nmon” となります。-Fフラグを使用することで、任意のファイル名を指定する事が可能です。 -
1.で取得した .nmonファイルをPC上に転送します。
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PC上で nmon analyser を起動します。※
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「マクロを有効にします(E)」を選択します。
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初期画面(Analyser タブ)に表示される「Analyze nmon data」ボタンを押し、2.でPC上に転送したファイルを選択します。これにより、取得したデータがグラフ化されます。
Document Location
Worldwide
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Document Information
Modified date:
27 December 2019
UID
ibm11137334