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ILMT 導入前の確認事項

Question & Answer


Question

サブキャパシティライセンス契約でソフトウェアを購入したため、ILMT を導入してレポートを作成する必要があります。 ILMT の導入前にどのような点を注意すればよいでしょうか。

Answer


ILMT の導入前には、事前にご確認いただくべき重要な項目があります。
導入後にトラブルになることを防ぐため、予め以下の内容をご確認ください。

尚、本技術情報は ILMT 7.x / 9.x が対象ですが、バージョンによって機能差があるため、ILMT 9.x には該当しない項目もあります。

1.ILMT は無償のツールですが、製品のダウンロードや、技術サポートを受けるにはパスポート・アドバンテージの契約が必要です。

ご契約が締結されていない場合は、製品のダウンロードや、技術サポートを受けることができません。
ご契約に関する詳細は、弊社の営業にご確認ください。

2.ILMT サーバーは、専用のサーバー(区画)に構築することが推奨されています。

ILMT は専用のサーバー機または仮想サーバーにインストールすることが前提とされています。
他のアプリケーションと共存させた場合、リソースやポートの競合が発生する可能性が考えられます。
運用開始後に想定外の問題に直面することを避けるためにも、ILMT サーバー用に専用のサーバー機、または仮想サーバーを用意されることを強くお勧めします。

*参考
トポロジーおよびキャパシティー計画立案
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/tivihelp/v53r1/topic/com.ibm.lmt75.doc/com.ibm.license.mgmt.planinconf.doc/c_topology_capacity.html

<抜粋>
------------------------------------
サーバー・コンポーネントの配置
パフォーマンス上の理由から、サーバー・ソフトウェアは専用コンピューターまたは専用区画にインストールすることを推奨します
(これは、専用コンピューター/区画に割り振られたすべての使用可能なプロセッサーおよびメモリー・リソースを License Metric Tool が消費できることを意味します)。
------------------------------------

3.ILMT は常に最新のバージョンを利用する必要があります。

最新の Fix には様々な修正が含まれているため、問題の発生を事前に抑制するためにも、最新のリリースをご利用ください。
また、最新のバージョンをご利用いただいていないことを理由に技術サポートのご提供をお断りすることはありませんが、問題の切り分けのため、調査の前に最新のバージョンにアップグレードすることで事象が解消するかの確認を依頼させていただく場合があります。

*参考
PA のご契約条件( 『1.14 レポーティングに関するお客様の責任』 の章を参照)
http://public.dhe.ibm.com/software/passportadvantage/PA_Agreements/PA_Agreement_Japanese.pdf

<抜粋>
------------------------------------
お客様は、「対象製品」の「サブキャパシティー」使用について、お客様がサブキャパシティー・ベースの「対象サブ
キャパシティー製品」を最初に導入してから 90 日以内に ILMT の最新版を導入および設定することに同意するものとし
ます。また、お客様は、利用可能となった 「IBM License Metric Tool」(以下、「ILMT」といいます。) のアップデート
をすみやかに導入し、ならびに「対象製品」ごとの導入データを収集することに同意するものとします。
------------------------------------

また、ソフトウェア・カタログや PVU テーブルについても同様に、新規バージョンがリリースされた場合は、最新版を導入いただく必要があります。
最新のカタログ情報は、以下の URL よりご確認いただけます。

*参考
ソフトウェアカタログ/PVU/システム層テーブルの入手場所について
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21597809


4.ハードウェア情報を取得するため、VM マネージャ接続が必要な場合があります。

VM Ware ESX(i) や Microsoft Hyper-V などの仮想化テクノロジーを利用する場合、ILMT エージェントが導入されたゲストマシンに割り当てられたプロセッサーの種類や数といったハードウェア情報を取得するため、ILMT サーバーはホストマシンの VM マネージャに接続する必要があります。
そのため、ホストマシンへのアクセスが制限されている環境では、ILMT で正しい監査レポートが作成できません。ご不明な点がありましたら弊社営業担当までご相談ください。IBMソフトウェアをクラウド環境で利用する場合は、「8. IBMソフトウェアをクラウドで利用する場合」をご参照ください。

5.ILMT エージェントのソフトウェア・スキャンの実行時にはシステムに負荷がかかります。

ILMT エージェントのソフトウェア・スキャンは、システム上に存在するファイルをスキャンし、ソフトウェア・コンポーネントが導入するシグネチャーファイルを検知することで、どのコンポーネントがインストールされているかチェックします。
ソフトウェア・スキャンが実行されている間、システムの CPU 使用率が100%近くに達する場合があります。

ILMT 7.5 では、デフォルトでスキャン優先度の設定が「低」となっているため、他のプロセスが要求する CPU の使用を阻害することはありません。(空いている CPU リソースのみを使用します)
但し、空いている CPU リソースは出来る限り利用するように動作し、結果としてシステム全体で使用する CPU 使用率は高騰するため、CPU 負荷の監視を行っている環境では注意が必要です。

尚、バージョンによっては、上記のスキャン優先度の設定以外に、CPU 使用率の上限を設定することも可能です。(ILMT V7.2.2 FP2、ILMT V7.5 IF1 より使用可能)

*参考
エージェントでのプロセッサー使用制限の設定
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/tivihelp/v53r1/topic/com.ibm.lmt75.doc/com.ibm.license.mgmt.config.doc/t_setting_consumption_agents.html

6.監査レポートを正しく作成するにはバンドル設定を正確に行う必要があります。

ソフトウェア・スキャンによる新しいコンポーネントのディスカバリーの後、サーバーは自動バンドル機能を使用してディスカバリーされたコンポーネントを製品に関連付けます。
デフォルトの関連付けが実際の環境を反映していない場合、つまりディスカバリー済みのコンポーネントが自動的に割り当てられた製品に実際は属していない場合は、手動でデフォルトの関連付けを変更する必要があります。
そのため、お客様がサブキャパシティライセンスで購入された製品と、導入するコンポーネントの組み合わせを、事前に把握しておいていただく必要があります。
尚、ILMT サーバーに部品番号をインポートすると、この関連付け作業に役立ちます。

*参考
部品番号のインポート
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/tivihelp/v53r1/topic/com.ibm.lmt75.doc/com.ibm.license.mgmt.config.doc/t_importing_part_numbers_conf.html

7.監査レポートの作成には時間がかかります。

手動による新規レポートの生成、またはスケジュールされたレポートの生成が行われても、データがまだ集計されていない期間をカバーしているレポートの場合、すぐに表示や署名が可能な状態にはなりません。
この場合、レポート生成直後のレポートの状況は「稼働中」になります。
「稼働中」の状態から、レポートが表示できる状態になるまで待たなければならない時間は、いくつかの要因に依存しますが、最低限 2 日は必要です。
さらにその後「レポート決定期間」(デフォルト7日)を経てレポートは署名可能な状態になります。
このように、監査レポートが正しく生成され、署名可能であることを確認するにはある程度時間がかかるため、構築やテストのスケジュールは余裕をもって計画してください。

*参考
ILMTで監査レポートの作成にかかる時間について
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21647144

8. IBMソフトウェアをクラウドで利用する場合

クラウド環境へIBMソフトウェアを持ち込んで利用(BYOSL: Bring Your Own Software and License)する場合は、以下のサイトを参照してください。
http://www.ibm.com/software/passportadvantage/eligible_public_cloud_BYOSL_policy.html
詳細については、弊社担当営業へご相談ください。

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Document Information

Modified date:
26 April 2021

UID

swg21664283