How To
Summary
WebSphere Application Server(以下WAS)とともに使用されるIBM HTTP Server for WebSphere(以下IHS)は、WASに対する「従プログラム」として提供されています。本Technical Flashでは、IHSのサポートされる構成について説明します。
Objective
WebSphere Application Server(以下WAS)とともに使用されるIBM HTTP Server for WebSphere(以下IHS)は、WASに対する「従プログラム」として提供され、「主プログラム」のライセンシーによる使用をサポートすることのみを目的に、導入し使用することができます。ライセンスについては以下をご確認ください。
License Information documents
https://www-03.ibm.com/software/sla/sladb.nsf/lilookup/F938C234DAC1DE4E852586F7004EF192?OpenDocument
https://www-03.ibm.com/software/sla/sladb.nsf/lilookup/F938C234DAC1DE4E852586F7004EF192?OpenDocument
そのため、以下のような構成でIHSを使用するケースはサポートされません。
- HTTPサーバとしてのIHS単独での使用
- WASプラグインによるIHSからWASへの接続のない構成での、mod_proxyなどを使用したプロキシとしてのIHSの使用
- WASプラグインによるIHSからWASへの接続のない構成での、Sorryサーバーとしての使用
- IHSとWASプラグイン、WASを同一Pod内に構成した1:1構成以外での、OpenshiftなどのKubenetes環境
具体例を以下に示します。
【IHS単独で使用するケース】
例1. WASが存在せずIHSを単独で使用する場合は、サポートされません。
![tf-ihs-001](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-001.jpg)
【WASの前段で使用するケース】
例2. IHSで受けたリクエストをWAS Pluginを介してWASに転送して実行する場合は,サポートされます。
![tf-ihs-002](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-002.jpg)
例3. IHSで受けたリクエストをWASプラグイン以外を介してWASに転送していると,サポートされません。
プロキシとしての使用は以下もご確認ください。
IHSDiagよりFAQ: Support issues
https://publib.boulder.ibm.com/httpserv/ihsdiag/support.html?highlight=mod_proxy#unsupported-configurations
https://publib.boulder.ibm.com/httpserv/ihsdiag/support.html?highlight=mod_proxy#unsupported-configurations
![tf-ihs-003](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-003.jpg)
【負荷分散装置からアクセスするケース】
例4. IHSとWASが使用不能であるときにのみリクエストが割り振られるサーバー(Sorryサーバー)への使用はサポートされます。
![tf-ihs-004](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-004.jpg)
例5. サポートされているIHSがあっても,独立したWebサーバーとして利用する構成はサポートされません。
![tf-ihs-005](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-005.jpg)
例6. Sorryサーバーとしての使用であっても、IHS/WAS構成がサポートされない使用方法で使われている場合はサポートされません。
![tf-ihs-006](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-006.jpg)
【複数の箇所でIHSを使用するケース】
例7. サポートされているIHS/WAS構成に、前段でリクエストを転送する用途でIHSを使用する構成はサポートされます。
例7. サポートされているIHS/WAS構成に、前段でリクエストを転送する用途でIHSを使用する構成はサポートされます。
![tf-ihs-007](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-007.jpg)
例8. WASにリクエストを転送する目的であっても、後段のIHS/WASがサポートされない構成である場合には,前段のIHSもサポートされません。
![tf-ihs-008](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-008.jpg)
例9. WAS上のアプリから別のシステムに接続する場合、WASの後段にプロキシとしてIHSを使用するケースはサポートされます。
![tf-ihs-009](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-009.jpg)
【OpenShift上のIHSの使用】
OpenShift上のIHSについては以下にFAQがございます。
https://publib.boulder.ibm.com/httpserv/ihsdiag/openshift.html
OpenShift上のIHSについては以下にFAQがございます。
https://publib.boulder.ibm.com/httpserv/ihsdiag/openshift.html
こちらに記載の通り、IHSやWASプラグインのような製品固有のリバースプロキシを追加せずとも、高可用性やルーティング、フェイルオーバー、SSLターミネーションの機能は、OpenShiftで提供されているため、OpenShiftのみならず、全てのKubenetesをもとにしたプラットフォームにおいて、IHSもWASプラグインの使用もサポートされていません。
OpenShiftやKubernetes環境で標準で提供しているHTTPプロキシや、外部ベンダーによるロードバランサー製品などをご利用ください。
OpenShiftやKubernetes環境で標準で提供しているHTTPプロキシや、外部ベンダーによるロードバランサー製品などをご利用ください。
ただし、IHSとWASプラグイン、WASを同一のPod内に構成したIHS:WAS=1:1構成の場合のみ、例外的にサポートされます。
![tf-ihs-010](/support/pages/system/files/inline-images/tf-ihs-010.jpg)
Document Location
Worldwide
[{"Type":"MASTER","Line of Business":{"code":"LOB45","label":"Automation"},"Business Unit":{"code":"BU053","label":"Cloud & Data Platform"},"Product":{"code":"SSEQTJ","label":"IBM HTTP Server"},"ARM Category":[{"code":"a8m50000000Cd10AAC","label":"IBM HTTP Server\/WebSphere Plugin-All Platforms->IHS"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF025","label":"Platform Independent"}],"Version":"All Versions"}]
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Document Information
Modified date:
25 October 2021
UID
ibm16508719