PL/I アプリケーションでの SQL ステートメントのコーディング
SQL ステートメントを PL/I プログラムに組み込む場合には、固有のアプリケーションおよびコーディング上の要件がいくつかあります。このトピックでは、ホスト構造およびホスト変数に関する要件を明示します。
注: コード例を使用する場合には、コードに関するライセンス情報および特記事項の条件に同意するものとします。
- SQL を使用する PL/I アプリケーションでの SQL 連絡域の定義
SQL ステートメントを含んでいる PL/I プログラムには、次のフィールドのいずれかまたは両方を持っている必要があります。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでの SQL 記述子域の定義
SQL 記述子域は 2 種類あります。1 つは ALLOCATE DESCRIPTOR ステートメントによって定義されます。他の 1 つは、 SQLDA 構造を使用して定義されます。ここでは SQLDA 形式についてのみ説明します。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでの SQL ステートメントの組み込み
PL/I プログラムの最初のステートメントは PROCEDURE ステートメントでなければなりません。 SQL ステートメントは、実行可能なステートメントを置くことができる個所ならば、PL/I プログラム内のどこにでもコーディングできます。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでのホスト変数の使用
SQL ステートメントの中で使用するホスト変数はいずれも明示的に 宣言しなければなりません。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでのホスト構造の使用
PL/I プログラムの中では、ホスト構造を定義できます。これは一組の基本 PL/I 変数に名前を付けたものです。 ホスト構造名は、その従属レベルに基本 PL/I 変数の名前が指定されているグループ名にすることができます。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでのホスト構造配列の使用
PL/I プログラムでは、ホスト構造配列を定義することができます。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでの外部ファイル記述の使用
PL/I %INCLUDE ディレクティブを使用すると、 外部記述ファイルの定義をソース・プログラムに 組み入れることができます。 - SQL データ・タイプと PL/I データ・タイプの対応関係の判別
プリコンパイラーは、この表に基づいて、ホスト変数のベース SQLTYPE とベース SQLLEN を判断します。 - SQL を使用する PL/I アプリケーションでの標識変数の使用
「標識変数」は 2 バイトの整数です (BIN FIXED(p)、ただし、p は 1 から 15 までです)。 - 構造パラメーター受け渡し技法による PL/I での相違
PL/I プリコンパイラーは、可能ならば、構造パラメーター受け渡し 技法の使用を試みます。 この構造パラメーター受け渡し技法を使用すると、SQL を 使用するほとんどの PL/I プログラムのパフォーマンスが 向上します。
親トピック: 組み込み SQL プログラミング
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