concurrent-access-resolution-clause

concurrent-access-resolution-clause は、ステートメントで使用する同時アクセスの解決を指定します。

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>>-+-SKIP LOCKED DATA--------+---------------------------------><
   +-USE CURRENTLY COMMITTED-+   
   '-WAIT FOR OUTCOME--------'   

SKIP LOCKED DATA
選択ステートメント、検索 UPDATE ステートメント (MERGE ステートメント内の検索更新操作を含む)、または PREPARE ステートメント内で準備される検索 DELETE ステートメントが、互換性のないロックを他トランザクションが行に対して保持している場合には、その行をスキップすることを指定します。これらの行は、このステートメントで指定されたどのアクセス対象の表に属していても構いません。SKIP LOCKED DATA を使用できるのは、分離レベル NC、UR、CS、または RS が有効な場合に限定されます。
SKIP LOCKED DATA は、有効な分離レベルが RR であるときに指定されると、それは無視されます。
USE CURRENTLY COMMITTED
データが更新プロセスまたは削除プロセスの過程にあるときに、データベース・マネージャーが現時点でコミット済みのバージョンのデータを適用可能なスキャンに使用できるように指定します。挿入プロセスの過程にある行は、スキップできます。この節は、分離レベルが KEEP LOCKS 節を指定しない CS の場合に可能であれば適用され、その他の場合には無視されます。 適用可能なスキャンには、読み取り専用スキャンが含まれます。
WAIT FOR OUTCOME
更新プロセスまたは削除プロセスにあるデータを検出するときに、コミットまたはロールバックを待機するように指定します。挿入プロセスの過程にあることが検出される行は、スキップされません。この節は、分離レベルが CS または RS のときに、可能であれば適用されます。分離レベル NC、UR、または RR が有効な場合は無視されます。